西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

「長く高い壁 The Great Wall」(角川文庫)


→ 「おもかげ」(講談社文庫)
→ 「わが心のジェニファー」(小学館文庫)
→ 「黒書院の六兵衛」【上・下】(文春文庫)
→ 「一路」【上・下】(中公文庫)
→ 「赤猫異聞」(新潮社文庫)
→ 「降霊会の夜」(朝日文庫)
「終わらざる夏」(集英社文庫) → 【上】【下】
→ 「マンチュリアン・リポート」(講談社文庫) 
「中原の虹」(講談社文庫)→ (1,2)(3,4)
→ 「夕映え天使」(新潮社文庫)
→ 「ハッピー・リタイヤメント」(幻冬舎文庫)
→ 「一刀斎藤夢録」(上・下)
→ 「月島慕情」
「天切り松 闇語り」シリーズ → 1〜45
→ DVD「日輪の遺産」
→ 「日輪の遺産」(講談社文庫)
浅田次郎マイブーム 
その → 
→ 「浅田次郎」関連の記事




今週3月5日(金)の、
眉二郎再開に向けて、
体重・体脂肪率を、
出来るだけ落としておく為に、
今日はランチを抜きました。
てな訳で貯金の読書ネタです。







通勤で電車に乗らなくなってから、
読書の時間は確実に減りましたが、
それでも週に一冊以上のペースは、
意識的に守っております。
ただし長年の読書の経験により、
ある程度「鼻が効く」ものデスから、
あ!?、これは絶対につまらない!と、
途中で分った作品は容赦なく中断します。
また「ある程度面白かった」程度の作品は、
ブログには載せておりません。
てな訳で、このカテゴリーは、
最近数が激減しております次第デス。





makoto-jin-rei.hatenablog.jp








1938年秋。流行探偵作家の小柳逸馬は、従軍作家として北京に派遣されていた。だが、突然の要請で前線へ向かうこととなる。検閲班長の川津中尉と共に、北京から半日がかりで辿り着いた先は、万里の長城張飛嶺。そこで待っていたのは、第一分隊10名が全員死亡という大事件だった。なぜ、戦場に探偵作家が呼ばれたのか。10名は戦死ではないのか!?分隊内での軋轢、保身のための嘘、軍ならではの論理―。従軍作家の目を通し、日中戦争の真実と闇が、いま、解き明かされる。「戦争の大義」「軍人にとっての戦争」とは何かを真摯に捉え、胸に迫る人間ドラマ。


角川文庫の同時刊行企画に、
まんまと乗りまして、
まず一冊目は浅田次郎さんの、
文庫化最新作。
自衛隊出身の浅田氏が描く、
お得意の軍隊モノではありますが、
自分自身を投影したかのような、
流行作家が殺人事件?の謎を解く、
ミステリーの形式をとった作品は、
戦争モノではおそらく、
今までなかったかと思います。
ただし進行はこれまたお得意の、
関係者からのそれぞれ証言を、
それぞれの語り口で聞き出す、
「藪の中」形式で、
兵隊の哀愁や任侠の矜持などなど、
浅田ファンにはたまらないお家芸
中国大陸が舞台というのも、
浅田さんの真骨頂デス。
最近の浅田次郎作品は、
またまた最近、 
昔ながらに戻りつつあり、
とても嬉しい限りであります。
ワンパターンだとか、
厳しい書評がありますが、
ワタシは浅田文学は、
このパターンが好きデス。




20210303体重・体脂肪率




抜けば減るんだよねぇ。
夕方お腹空いてキツイけど。