公式サイト http://www.tsotsi.com/english/index.php
→ 性善説 - Wikipedia
→ 性悪説 - Wikipedia
古今東西、人間の本性についての考察は、
いつの時代にも、幾度にも行われておりますが、
最も代表的な説は、この二人の儒学者の、
孟子「性善説」と、それに対抗する荀子「性悪説」かもしれません。
ただし「性善説」を証明する側の喩えとして、よく用いられるのは、
「ヨチヨチ歩きの乳飲み子がまさに井戸に落ちようとしている時、人は必ず抱き上げる。」
と、いうものがありますが、しかしこれはどうなんだろう・・・。
我々ヒトも含めて、授乳期の哺乳類の顔つきがすべて共通して、
"かわいい"と見えるのは、先祖代々コミュニティ中で助け合ってきた本能なのかもしれない。
そんなへそ曲がりな私ですけど、
この映画はとても興味深いものでした。
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2005年の英・南アの合作映画です。
「ツォツィ」(Tsotsi)とは主役のあだ名であって、
南部ソト語で「不良」を意味するスラング。
極貧のスラム街に育ち、人を傷つけること、
命を奪うことをなんとも感じない、不良少年ツォツィ。
ある日、女性を撃って奪ったメルセデスの後部座席から、
突然、赤ん坊の泣き声が・・・・。
なぜかこの赤子を養育しようとするツォツィ。
次第に彼が人間性を取り戻してゆくというストーリー。
映画の内容よりも、少年の殺傷シーンがあるという理由で、
映倫の規定によってR-15の指定を受けたことが話題になりました。
しかし、それどうなんだろう、なんだか本末顛倒のような感じがします。
先日、サッカーのワールドカップが行われましたが、
かつては合法的に人種差別がおこなわれたアパルトヘイトで知られた南アフリカ。
金やダイヤモンドの世界有数の産地でありながら、
貧富の差が激しく、教育水準も低く、なんと国民の一割近くがHIVに感染しているとか。
「童貞・処女との性交でHIVが完治する。」
・・・と、のデマが信じられて、
男女加害者・被害者のレイプ事件が多発したこともあったそうです。
私は行ったことのない国ですが、
最近、お仕事で渡航したという、
元パズーさんにご教授頂けたらと思っております。
それでは、お願いいたします。(笑)
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