宗派 真言宗豊山派
本尊 阿弥陀如来
276-0043 八千代市萱田1427
東葉高速線はまだ歴史がありませんが、
この辺りには古くからの豪農とおもわれる、
巨大で豪華な邸宅が立ち並び迫力があります。
そんな古い歴史のある町に、
やはり古くからあるであろう古刹、
この朱塗りの門からか赤寺とも呼ばれている長福寺さん。
道路を挟み墓地が広がっていることから、
昔はもっと寺域が大きかったのであろうと想像出来ます。
門の内側にあったこの指の絵が彫られた、
吉橋組大師講の標石ですが、
元々は少し離れた場所に設置されていたはずです。
巨大な立派な本堂から、
僧侶のお勤めが漏れ聞えますが、
残念ながら内部の様子は覗けませんでした。
その本堂の左手にある、
第二十一番札所とその本尊。
歴史のある古刹らしく、
江戸中期の五輪塔や卵塔など、
見応えのある墓石が立ち並びます。
またこちらは八千代八福大尊天の、
寿老人の札所でもあります。
門前を出てまたしばらく北上すると、
藤原時平を祀る時平神社がありました。
下総三山の七年祭にも二社参加する時平神社ですが、
実は八千代市内に時平神社は全部で四社あります。
こちらはどうやら元々はお寺の中にあった、
時平を祀った少祠ではないでしょうか。
元々寺院の建物があったであろう場所は、
御多分に洩れずやはり公民館になっていますが、
まだ周囲に多く墓地が現存しています。
墓地中央にかなり大きな石仏が、
ひっそりと三体佇んでいらっしゃいます。