香取神宮 その二

下総国一宮
祭神 経津主大神
287-0017 香取市香取1697
公式サイト http://www.katori-jingu.or.jp/




香取神宮 → その一




さて眉鍋組遠征の第六弾。
今回のメンバーは、黒烏龍茶さん、ケンヨーさん、
まぁーちゃん、MFさん、私の五人。
我がプリウスにフルゲートのスシ詰めで、
いつもの京成大久保駅ロータリーを朝8時に出発しますた。
まずは京成大久保の助手だった方がやっている那珂市の豚男さんへ、
そして夕方は茨城守谷店に行く予定ですが、
まずはあえて東関道でこちらへと参りました。




香取神宮  二の鳥居


我が下総国の一宮、香取神宮
意外にもほとんどメンバー皆さんお初とか。
こちらのご由緒は「その一」にも、
詳しく書いておりますので、
よろしければご覧下さい。




香取神宮の御由緒  菊展





→ 新嘗祭 - Wikipedia




全然忘れておりましたが、
今日は新嘗祭。七五三詣も大勢いらして、
おまけに菊展もやっていて、
多くの参拝者で賑わう境内。





楼門  東郷平八郎揮毫の扁額




楼門は元禄十三年(1700)の重要文化財
掲額は東郷平八郎元帥の揮毫です。




ご神木  境内の巨木




樹齢千年以上のご神木、大樹。
さすがは神武天皇十八年(B.C.643)創建の歴史深い大社。





拝殿  本殿




拝殿は昭和十五年(1940)に皇紀二千六百年を記念されて建てられたものですが、
本殿は楼門と同じ元禄十三年(1700)の建立で当然重要文化財





神庫  旧・拝殿



本殿の右手に、高床式校倉造の神庫があり、
現拝殿の右手前に、祈祷殿となった前拝殿があります。




宝物館  宝物館二階




さてこちらの宝物館は入館料300円。
ちょっとカビ臭くて、
管理が大丈夫なのか心配になってしまいますが、
写真撮影禁止とも書いておらず、
国宝・重文となかなかのお宝揃い。




軍艦香取御紋章  神輿




軍艦香取についていた菊の御紋章。
二階に上がると中央に神輿が鎮座しています。




古瀬戸黄釉狛犬  
250円切手





250円切手にもなった古瀬戸黄釉狛犬は、これまた重文。





海獣蒲萄鏡  双竜文鏡




国宝の海獣蒲萄鏡、重文の双竜文鏡も必見。
千葉県内の工芸品で国宝はこれが唯一。




奥宮・要石案内





さて参道を戻り途中右にそれて、
奥宮・要石にもお参りしましょう。





要石  要石





さてこちらの要石(かなめいし)。
元々古来この地方は地震が多かったそうですが、
地中に大鯰がいて暴れていると知った香取・鹿島両大神は、
地中に深く石棒を差し込み、
ナマズの頭と尾を刺し通したそうです。
ですので、鹿島にもやはり要石があるんですけど、
こちら香取は凸形で、鹿島は凹形になっています。
貞享元年(1684)に徳川光圀が掘らせてみたそうですが、
根元を見ることが出来なかったとか。
黄門さん、他の国でなにやってんだか。(笑)




奥宮の鳥居  奥宮




奥宮は旧参道の中程に鎮座して経津主大神の「荒御魂」を祀る場所。
この現在の社殿は、昭和四十八年(1973)の伊勢神宮のご遷宮の古材とか。




雨乞塚  天真正伝神道流始祖飯篠長威斎墓



雨乞塚は天平四年(732)の大旱魃に、
ここに祭壇を設けて雨乞いをしたところだそうです。
そしてその奥が天真正伝神道流始祖の飯篠長威斎の墓です。
あまり有名な方ではありませんが、
簡単に説明するとあの鹿島の塚原卜伝の、
師匠の一人である養父、塚原安幹さんのお師匠さん。






飯篠長威斎墓  飯篠長威斎墓石




前回も書きましたが、
まるでカッターのような墓石の裏に、
宝篋印塔の一部のような部品があります。




紅葉1  紅葉2




紅葉もなかなかでした。
さてそれではまた東関道に乗り直して、
香取神宮の相棒の鹿島神宮に参りましょう。