今日は東京専任勤務復帰初の、
十ヶ月ぶりのD当番。
ランチは久しぶりの弁当なもので、
ブログは貯金ネタで失礼します。
- 作者: 岡本亮輔
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/03/06
- メディア: 新書
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最近「聖地」と云えば、
映画やドラマのロケ地や、
小説やアニメの舞台になった場所を差し、
また「聖地巡礼」は、
その場所の訪問になりつつありますが、
本来は宗教・信仰の対象である、
本山や本拠地、拠点であり、
何らかの奇跡があった場所や、
霊的な意味合いのあった場所を意味します。
奈良や京都の古都、
高野山や比叡山のある、
関西と比較をすれば、
わずかな歴史のみの江戸東京ですが、
多種多様な「聖地」を内包していることは、
今までこのブログに記して来たつもりです。
この本はそれらの「聖地」がいかに誕生し、
時代の変遷と共にどのように変化して来たのか、
その歴史を紐解きます。
よくありがちなガイドブックではありません。
江戸幕府、参勤交代が生み出した、
世界一の巨大都市・江戸。
無血開城、彰義隊、遷都、
そして関東大震災、東京大空襲。
今はもう消滅した「聖地」、
これから生まれるであろう「聖地」。
「聖地」は人の集まる場所に生まれ、
人の去った「聖地」は、
「聖地」ではなくなります。
これからの未来、我々の子孫たちは、
どんな「聖地」を崇めていくのだろう。
「聖地」こそが、その文明の、
「文化」そのものなのかもしれない。