「ビジュアルでわかる 江戸・東京の地理と歴史」(日本実業出版社)

公式サイト https://www.njg.co.jp/book/9784534059611/




ロングセラーをカラーでリニューアル
2006年に発売されたロングセラー『スーパービジュアル版 江戸・東京の地理と地名』をカラーにしてリニューアル! よりコンパクトになって読みやすくなりました。

家康以前の「江戸」から近現代の「東京」まで! かつて台地と湿地だった江戸は、埋め立てられて「町」になり、激動の明治・大正・昭和時代を経て「都市」に変化してきました。
・天下普請で形成された江戸の成り立ち
・ずっと都心であり続ける「江戸前島」とは、どこのこと?
・江戸の範囲はどこまでか
・大名屋敷だらけだった江戸の名残
・苦労して整備された江戸・東京の上水道
・金座、銀座、銭座はどこにあった?
・東京が23区制になるまでの大変遷
・川の町だった東京から川が消えたわけ
東京スカイツリーの場所には何があった?
などなど、都市の変遷の過程をビジュアルでわかりやすく解説。

教養として知っておきたい「東京」
家康以来420年かけて構築されてきた歴史と地理を知ると、道にも、川にも、坂にも江戸時代、明治時代の名残があることがわかります。 なにげなく見ている東京の風景が一味違って見えてくる、日本人なら知っておきたい江戸と東京のトピック満載の一冊です。

さて、自称・歴ヲタではございますが、
この手の資料集的な書籍に、
あまり手を出すことはないのですが、
この本はとても興味深くとても面白かったです。
意外なことに地理・歴史を両方扱ったものは、
大抵、どちらかに偏っているものが多く、
今まで読んだものにはあまり良い印象がありません。
しかしこの本は地形学・考古学の視点から、
都市史研究家の父が2006年に出版した、
「スーパービジュアル版江戸・東京の地理と地名」を、
経済史家の息子がカラー・コンパクト化して、
新たな図も加えて改訂したものなんだそうで、
江戸・東京の420年の変遷が、
とてもよくまとめられています。
勿論、知っていることも多くありましたが、
全く知らなかったことも沢山ありました。
今まで知識として知っていたことも、
ビジュアルで見ると新たな発見もあります。
これはブログ参考資料として、
永く蔵書の一冊と致します。