宗派 真言宗豊山派
本尊 不動明王
114-0024 北区西ヶ原1-34-8
写経、
壁にぶち当っているのは「執着心」そのものです。
「執着心を捨てろ」という般若心経に執着している私。
と、いう訳で、「最高傑作第??号」を奉納しちゃいましょう。
今日のお寺も徳川家と縁の深いお寺とのことです。
三代家光からご朱印地をもらい、たびたび登場する五代綱吉のおっかさん
桂昌院さんも来たようですし、元々「長福寺」としていた寺名を
八代吉宗の子、九代家重の幼名「長福」と同名をはばかり
現在の名前になったとか。
お寺のすぐ近くの古河庭園の辺りにさしかかると、
突然空が真っ暗になっちゃいました。
おやと、思ったとたん、ドリフの長屋コント張りの
バケツをひっくり返したような豪雨です。
車を降りるに降りられず、そのまま小一時間、
馬油と与太話です。
私「居酒屋でホッケを頼んだオヤジの98%がさぁ」
馬「はい。」
私「だんだんよくなるホッケのタイコっていうじゃん!?」
馬「え!?聞いたことありませんが。なんですか。それ。」
私「え!?知らないの??・・・あっ、そ。」・・・・終了・・・・。
はぁ〜。
法華宗がたたく団扇太鼓が「だんだんよくなる(鳴る)」からだそうなんですが、
馬油の「へぇー」ボタンは押されることはありませんでした・・・。
雨が少し小降りになったので、お寺に向いました。
山門前の標石二つは第五十六番与楽寺と同じ
「江戸六阿弥陀詣」の第三番のものです。
美しいお庭です。雨にぬれ、メジロが遊びます。
ため息がでるほどの美しい植物たちです。
神社の狛犬のように
本堂の左右には数珠をもつユーモラスな狸の置物がお出迎えです。
本堂の下にはダンボールがおいてあって、猫を扶養なさっているようです。
Tさんのページに写っていた猫が私にすりよってきました。
札所では「まぁこんな雨の中に!!」と驚かれちゃいました。
来るときは雨が降るとは思ってなかとです。
「ご立派なお写経だこと」
ありがとうございます。納経甲斐があるってもんです。
「お風邪を召さないように」とのど飴をいただきました。
足止め不動
むかしむかしのある夜のことじゃった。
江戸の外れの西ヶ原の無量寺っちゅうお寺さんに、
物盗りが忍びこんだそうじゃ。
けれどもお寺不動さんがぎっとにらんだとたん、盗賊は金縛りにあってしまい、
その場から一歩も動けなくなってしまい、翌朝捕まったそうじゃ。
それからこのお不動さんは足止め不動と呼ばれとるそうじゃ。
前回とは違い今回は「サイコキネシス」ですな。
良心の呵責からでた「自己催眠」でしょうか。
彼のその後の罪状はどうだったんでしょうか。
もう一方から推理すると
第五十六番与楽寺さんと、こちらが近いことから、
この辺りで寺社ばかりを狙う盗賊*1が横行し
その予防として、この手の話をお寺側から風潮したとも考えられます。
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