「神対応」「ネ申対応」について


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本日は貯金ネタが恒例の電話番ですが、
最近ネットを中心に乱用されている、
神対応」「ネ申対応」につきまして、
Twitterでもつぶやきましたが、
どうしてもこちらで一言申し上げたくて、
筆を取りました次第でございます。







はい、今ではラーメン二郎か、
お蕎麦のランチブログの様相ではありますが、
元々は神社仏閣を心から愛し、
「神仏を尊びて神仏を頼らず」の精神で、
巡礼を始めた折に開始されたこのブログです。




そのワタクシが謹んで申し上げます。
日本の八百万の神々は荒々しい方々が多く、
そもそも今の日本人の生と死は、
国産み・神産みの夫イザナギと、
その妻であり妹のイザナミが、
黄泉国と地上との境の黄泉比良坂で、
大岩で塞いで完全に離縁する際に、
イザナミ「お前の国の人間を一日千人殺してやる」
と、いう宣言に対して、
イザナギ「ならば私は一日千五百の産屋を建てよう」
と、言い返したことに始まります。
またその子の神であるアマテラスや、
その弟のスサノオ、そしてその子孫の神々も、
そのスケールが大きすぎて、
実は人間の生死や個々の願い事など、
ほんの些細なこととしてしか考えいらっしゃいません。
日本の神々は、自然災害や病気など、
人間に試練などを与えることはあっても、
個々のくだらない願いごとなど、
構っていられぬほどにお忙しいのです。
ですから、ワタシは特に神社では、
願い事をすることは避けて、
日々の平穏無事と健康を、
ひたすら感謝することに留めております。
基本、お願いはまず致しません。
これはここにも何度か書いておりますが、
もし自分が幾万の虫ケラを飼っていたとして、
その虫ケラ共があれが欲しいああして欲しいと、
ぞろぞろと集られたらどう感じますか。
ワタシなら多分煩いのはひねり潰しちゃう。(^_^;)





一方、インド哲学から始まったとも言われる
釈迦から始まった原始仏教も、
後にヒンズー教など、
いろいろと他の宗教を取り込んで、
インドから中国、
中国から日本に伝来する間に変化し、
一概には断言できませんが、
「仏の顔も三度まで」と言われるように、
荒々しい日本の神々と比較すると、
一部の忿怒相の明王や天部を除くと、
いつもお優しい如来や菩薩といった、
仏様がまだ少なくはありません。*1
常に迷える我々衆生を救済して、
悟りの世界に導こうとして頂いております。



ですからあの「神対応」「ネ申対応」といった表現は間違いで、
「仏対応」「イム対応」と呼ぶべきです。キリッ

*1:もちろん悪行に対しては神様以上に仏様の方が厳しいです。