久しぶりのD番で貯金の読書ネタ。
こちらは母に薦められて読んだんですが、
意外や意外にあまりにも面白くて、
自分で続編まで買ってしまいました。
- 作者: 久坂部羊
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 久坂部羊
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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外見だけで抱えている病気がわかる、
天才医師・為頼英介。
【無痛】
神戸の住宅地で起きた一家四人殺害事件。
その凄惨な犯行現場から、
犯人が精神障害である疑いは強まるが。
一向に捜査はすすまない。
そこに精神障害児童施設の14歳の少女が、
自分が犯人であると告白したという情報が。。。
【第五番 無痛 II】
エイズに酷似する肉腫を発見した、
創陵大学准教授の菅井は、
新種ウイルス発見を喜び、
一躍学会の寵児となるも、
治療法を確立出来ない。
やがては菅井本人も、
このウイルスに罹り、
日本中で多発して人々は恐慌する。
著者の久坂部羊さんは、
大阪大学医学部卒業の現役の医師とか。
医師免許を持つ作家は、
故・渡辺淳一氏など珍しくはないけれど、
この方は外務省医務官の経験もあり、
始めは大学病院や大使館の裏話も書いています。
この二作に共通しているのは、
やはり大学病院やWHOが中心となっている、
現代医学の警鐘であって、
また刑法39条*1を問うテーマになっています。
去年、フジテレビ系で、
ドラマ化されていたようですが、
この世界観はR指定でもしない限り、
映像化は難しいかもしれません。