- 作者: ケント・ギルバート
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/21
- メディア: 新書
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ケント・ギルバート氏の、
この本が大変なベストセラーとか。
私も儒教の五徳「仁義礼智信」から、
子供の名前を付けた”端くれ”です。
キリスト三大異端の一つ、
モルモン教の布教の為に、
来日した宣教師の著者が、
一体、儒教にどんな、
イチャモンをつけているのか、
大変興味があり読んでみました。
結果から記しますが、
ケント氏がここでいう、
中国人や韓国人を支配しているという、
「儒教思想」とは、
孔子の本来の教えではなく、
中国の”中華思想”や”華夷思想”と、
「文化大革命」、また韓国の、
”小中華”、”事大主義”により変貌した、
”儒教の呪い”のことを指しています。
しかしそれを、
「儒教に支配された」
と、するのはいかがなものか??
また確かにおっしゃる通り、
中国や韓国の主義主張や、
対外政策や外交手法は、
卑怯で嘘つきで厚顔無恥です。
一方、日本は常に礼儀正しく、
武士道精神に則って行動しますが、
外交はお人好しで拙いかもしれない。
しかし「中国人は○○しない!」、
「韓国人は◻◻だ!!」
と、いう表現はどうなんだろうか?
日本人にも卑怯な嘘つきはおりますし、
中国人や韓国人にも、
正しい歴史認識を持った人はいます。
国民性や気質のようなものを、
全国民に共通するような特徴とする断言と、
第三者であるはずの、
異教のアメリカ人宣教師に、
喧嘩を焚きつけられているような文体に、
強く違和感を覚えました。
しかし我々日本人が、
GHQの洗脳が解けない、
平和ボケであるというのは同意します。
実際私も小中学生の頃には、
日教組の先生に、
「日本はアジアを植民地にしようと、
戦争を起こした悪い国だった」と教わり、
それをかなり大きくなるまで信じていました。
日露戦争は日英の情報操作と諜報活動で、
ロシア国内の内政の混乱を図り、
日本に勝利をもたらしました。
すでに中国は日本にその闘いを仕掛けている。
と、いうのは禿同いたしました次第です。