「黒澤明 DVDコレクション」18『どん底』

公式サイト https://publications.asahi.com/kad/





黒澤明 DVDコレクション」 
→ 1『用心棒』
→ 2『七人の侍』
→ 3『赤ひげ』
→ 4『椿三十郎』
→ 5『天国と地獄』
→ 6『羅生門』
→ 7『乱』
→ 8『隠し砦の三悪人』
→ 9『生きる』
→ 10『蜘蛛巣城』
→ 11『醉いどれ天使』
→ 12『野良犬』
→ 13『静かなる決闘』
→ 14『悪い奴ほどよく眠る』
→ 15『影武者』
→ 16『生きものの記録』
→ 17『どですかでん』
黒澤明監督作品と「スター・ウォーズ」シリーズ 
→ その一その二
→ 「黒澤明という時代」(文藝春秋)
→ DVD「羅生門」その一
→ DVD「生きる」・「赤ひげ」
→ DVD「姿三四郎」・「續姿三四郎」
→ DVD「一番美しく」
→ 「黒澤明」関連の記事










気分は「どん底」のままですが、
なんともタイムリーな貯金ネタで失礼します。





ゴーリキーの同名戯曲を翻案し、
日本の江戸時代に舞台を置き換え、
貧しい長屋に住む人々の、
人生模様を描いた時代劇。
黒澤明監督作品では唯一、
三船敏郎が出演しながら、
志村喬が出演していない作品。
どん底』の映画化は、
黒澤明の長年の夢だったそうですが、
最も短期間、低予算の作品とされ、
脚本は二週間で作成、
四十日間のリハーサルで、
三ヶ月の撮影期間で撮り上げています。
これも撮影はマルチ・カム方式で、
三、四台のカメラが10分近いシーンを、
一気に長回しで撮り上げています。
原作が暗く陰湿であるのに対して、
本作のキャラクターは、
とても明るく生き生きした印象。
事前に出演者を集めて、
古今亭志ん生に「粗忽長屋」を、
古今亭今輔に「馬鹿囃子」を演じさせ、
江戸庶民の生活感を学ばせたとか。
そりゃ明るくなるのは当然デス。





【追伸】
訳あって本日より
「願掛け」で蕎麦を断ちます。
したがいまして、
平日のランチブログは、
毎日更新とはならなくなります。
予めご了承のほど、
よろしくお願い申し上げます。