「きらきら眼鏡」(双葉文庫)


お久しぶりです。
一応、生きております。
本日はラーメン二郎京成大久保店は、
雪の為、臨休となりましたので、
ご注意下さい。








さて、お約束の、
かなり前に書いて貯金していた、
読書ネタでございます。




makoto-jin-rei.hatenablog.jp




習志野津田沼八千代台を舞台にした、
みかづき」をブログにupしましたら、
またまた匿名希望読者のHさんより、
船橋を舞台にした映画の原作の情報を頂きました。




きらきら眼鏡 (双葉文庫)

きらきら眼鏡 (双葉文庫)





愛猫を突然亡くしてうちひしがれていた、
25歳の独身男性の主人公の明海
古本屋で偶然買った本に、
一枚の名刺が栞代わりに挟まっていた。
自分がその本で一番気になったフレーズに、
赤いボールペンで傍線が引かれていた。
気になった主人公は、
その名刺の女性に、
思いきってメールをすると、
本を返す為に会うことになった。
その女性は日常の「幸せ」を、
いつも「きらきら眼鏡」で捉える、
とても魅力的な30歳のあかねで、
明海はたちまち恋に落ちる。
しかしあかねには、
余命宣告を受けている、
最愛の恋人・裕二がいた。





人が人を愛することとは、
命とは、時間とは、
過去の記憶とトラウマに挟まれて、
切ない喪失と成長を、
不器用な主人公を通して描き、
人間の狡さを引き手出しつつ、
じわじわと進んでいく、
淡く切ないラブストーリー。



kirakiramegane.com




原作は、南房総市に生まれて、
西船橋に住む主人公・明海が、
東西線沿線の都心の中小企業に勤める設定で、
船橋の描写もいくつかの飲食店と、
ふなばし三番瀬海浜公園のみですが、
映画では明海は北習志野の駅員で、
デートもアンデルセン公園など、
船橋市内のロケを強調しています。
おまけに死んでしまったのは、
愛猫ではなく、交通事故で人間の恋人です。
この変更はどうだろうか。
・・・ちょっとギモン。



しかしこの原作作家・森沢明夫さん。
船橋生まれの船橋育ちで、
ワタシと同じ昭和四十四年(1969)生まれとか。
高校も市川東高校卒だそうで、
とても親近感が湧きました。
是非他の作品も読んでみたく思います。