「いろは歌に暗号 - まんだら探偵空海」

鯨統一郎プチマイブームも、何作読んでみても、
邪馬台国はどこですか?」の面白さに及ばない。
最後にもう一冊と、愛用の文庫用皮革カバーにも入らないし(でかいよう)
文が上下段に別れちゃう(読みづらいよう)
大嫌いな新書版に手を伸ばしました。



いやぁ!!これは面白いよ。久しぶりに夢中で読んだ。
弘仁元年(810)、日本史上一の悪女と呼ばれる人妻、藤原薬子が、
その愛人、平城上皇をそそのかし、兄の藤原仲成をつかい、
帝に反乱を起した「薬子の変」の謎を、
帝本人、嵯峨天皇から依頼を受けた空海が、橘逸勢とともに解き明かす。
なんと、首謀者は・・・・。(断腸が読んでいないのでネタバレはしません。)
、って荒唐無稽な話なんだけど、所々に史実がはさみこんであって楽しい。
最澄さんのイメージはちょっと違うかなぁ。
邪馬台国〜」が星5つだとすると、これは4.5って感じかな。
でもこっちは長編だから、完成度では一番面白いかもね。
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