さて「彫り」(ほり)が終われば次は「摺り」(すり)です。
さて慎重に絵具をつけて緊張の第一枚目。
あれー、ちょっと薄くてかすれちゃった・・・。
絵具を多めにして強めにバレンをかけて、さて二枚目は・・・。
ありゃりゃ、濃すぎて、にじんじゃった・・・。
次こそは、次こそは、と、
絵具を減らしたり、増やしたり、
バレンを強くしたり、弱くしたり・・・。
あれー、もうおしまい。
あっ、という間の75枚でした。
案外、人生もこんなもんなのかもしれません。
「賀」と「正」と篆刻(??)はサツマイモのしっぽのイモ判で作成。