西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

「信長の棺」(上・下)


信長の棺〈上〉 (文春文庫)  信長の棺〈下〉 (文春文庫)



つい先日、引退を表明した元首相が、
首相就任中に絶賛したという、
歴史ミステリーのベストセラーが、
ようやく文庫化されました。




なんだ、「眉唾物」だと、
いぶかしげに読んでみれば、
いやいや、こりゃ、
確かにすんげぇ〜面白い。




信長公記の著者として、
歴史に名を残した太田牛一
彼をこの書の語り手にして、
織田信長の暗殺の謎を追うストーリー。




私が今感じている、
現在の武将の「評価」とは、
かなり違う特徴で進行する展開なのですが、
これはこれで、うん、なるほど、と、
なぜか違和感がありません。




著者の加藤廣さんは、
東大法学部を出て、
ビジネス界のエリートとして、
日本経済界の中心で活躍し、
構想15年を経て、75歳になってから、
この小説を書き下ろしたということです。




中途半端なくだらない、
ハウツーものの、
ビジネス書なんかを読むよりは、
絶対これを読んだほうが、
役に立つような気がします。




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