つい先日、引退を表明した元首相が、
首相就任中に絶賛したという、
歴史ミステリーのベストセラーが、
ようやく文庫化されました。
なんだ、「眉唾物」だと、
いぶかしげに読んでみれば、
いやいや、こりゃ、
確かにすんげぇ〜面白い。
信長公記の著者として、
歴史に名を残した太田牛一。
彼をこの書の語り手にして、
織田信長の暗殺の謎を追うストーリー。
私が今感じている、
現在の武将の「評価」とは、
かなり違う特徴で進行する展開なのですが、
これはこれで、うん、なるほど、と、
なぜか違和感がありません。
著者の加藤廣さんは、
東大法学部を出て、
ビジネス界のエリートとして、
日本経済界の中心で活躍し、
構想15年を経て、75歳になってから、
この小説を書き下ろしたということです。
中途半端なくだらない、
ハウツーものの、
ビジネス書なんかを読むよりは、
絶対これを読んだほうが、
役に立つような気がします。
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