286-0001 成田市船形910-1
昨年の晩秋、タヤパンが、
「御祓いがしたい。」
と、いうことで、
成田山を勧め、
だったら、
「うなぎが食べたい。」
と、いうことで、
こちらを勧めました。
成田山には何度かお参りしているものの、
この鰻屋さんに、最後に伺ったのは、
おそらく学生時代?、
浪人時代?のこと。
佐倉在住の友達と、
原付で来たのが最後だと思い出されます。
何年ぶりのことでしょう。
迷いながら行ってみました。
もう午後三時を過ぎています。
もはや夕日になりかけた、
印旛沼の東の湖畔の片隅の・・・、
広大な田園にぽつりと浮かぶ、
まさに「掘っ立て小屋」のような、
プレハブの「い志ばし」さんです。
子供が近づくと吼える犬が牙を剥き、
大歓迎してくれる裏手に車を停め、
掘っ立て小屋の裏に参ります。
人数を告げ、メニューをみて注文。
ここは父ちゃんの奢りの約束ですが、
「てやんでぃ、しゃらくせー、人数分(四人)、特上でぃ。」
番号札をもらい、
後は大人しく順番を待ちます。
寒空の下、待つこと約一時間、
ようやくテーブルに通されました。
だってテーブルは四つしかないのです・・・。
席に着くと、ほどなくやって来ました、
お待ちかねの「うな重・特上」(1890円)×4=7560円。
肝吸いとお新香と佃煮とメロンが付いています。
ぷりっぷりのうなぎです。
蒸さずに、白焼きにして、
タレにつけて、また焼いているそうで、
他で知っているうなぎの蒲焼とは、
まるで食感が違います。
時代小説・歴史小説を読む限り、
これは越中島辺りで辻売りされていた、
原始的な調理法であり、
当時は「脂が多すぎ」て、
重度の肉体労働者以外では敬遠されたと聞きますが、
現代人の味覚でいえば、
さほど「脂が多すぎ」とも思えません。
いや、ほんと、美味かった。
こちらもまた来年、再来年と伺いますよ。
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