昨日はここに書きました通り、
習志野梅林園でメジロを見ました。
大群で訪れ、梅の蜜を吸いうメジロたち。
狂喜乱舞しながら押し合って枝に並ぶ姿をみて、
ああ、これが「目白押し」なんだなぁ〜と、
つくづく改めて納得してしまいました。
さてそのメジロたち。
とってもその「鶯色」が美しく、
梅花にその緑色が良く映えます。
そもそもこの「鶯色」。
一般的にはこのメジロの色を「鶯色」と指すことが多く、
その理由として、
昔の人の「メジロとウグイスの混同」説があります。
メジロはこの通り梅の蜜が大好きで、
梅花に集団で集まります。
警戒心も緩く、姿も良く見掛けます。
一方、やはりこの季節に、
ホーホケキョとさえずるウグイスは、
花の蜜は吸わず、虫や木の実を食べるので、
声は聞こえど姿は滅多に見えません。
そんな訳で、メジロをウグイスと間違えて、
任天堂の花札と同様、
古い絵画には往々にして「梅に鶯」として、
「梅に目白」が描かれています。
・・・って、あんた、
そんなバカなことがありますでしょうか。
現在、野鳥の捕獲や飼育については、
多くの保護や制約があり、
事実上すべて禁止されておりますが、
昔は、メジロだろうが、ウグイスだろうが、
ホトトギスだろうが、自由に捕獲・飼育し、
多く古文書には、その鳴き声を競い合ったという、
記述を度々目に致します。
「ホーホケキョ」と鳴く鳥を「法華経」と聞き
「ブッポウソウ」という声を「仏法僧」と聞いた先人達。
はたして、そんな先人達が、
そんなバカな混同をするでしょうか。
いや、・・・ありないですよね。
現代では俗説であると片付けられておりますが、
豆を納めた「豆腐」と、豆を腐らせた「納豆」が、
歴史の途中で名前が取り違ったという説にも似て、
ひょっとすると「メジロ」を「ウグイス」と、
呼んでいた時期があった。と、いう説はないですか!?。
えっ、・・・・ないですか。
さて、このメジロさん、
学名 Zosterops japonicus
英名 Japanese White-eye
と、あのトキの、
学名 Nipponia nippon
英名 Crested ibis, Japanese crested ibis
に、並ぶ日本を代表をするような鳥なんです。
手元の籠に入れて飼いたい。
と、いう気持ちも分からなくはありませんが、
この野鳥の美しさは、野山にあってこそのものです。
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