「ブルーもしくはブルー」(角川文庫)

→ 「恋愛中毒」
→ 「プラナリア」
→ 「あなたには帰る家がある」




以前大人買いをした「山本文緒プチプチマイブーム」。
その時まだ読んでいなかった一冊を読み惹かれてしまい、
「本・雑誌」はまだまだ貯金ネタが一杯あるものの、
今日これを書かずにはいられません。。。



ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)




人生の別れ道は一杯あります。
自分で選んだ道もあれば、
またそうせざるを得なかった岐路もあります。
そして人はいつも、あの時、あちら側に進んでいたなら、
今頃どうなっていただろうと想像し、
また後悔したりします。
この小説は、あの時結婚相手の選択を変えていたならという後悔。
その一方の違う選択をした自分と、
同じ世界で出会ってしまうという、
なんともファンタジー的な進行ですが、
そのもう一方の自分自身との葛藤。
もう一方の自分を羨んだり、憎んだりする、
なんとも人間の愛情という感情を追求するストーリー。



パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)




どちらが先かはわかりませんが
東野圭吾さんもこの、
パラレルワールド・ラブストーリー」を書いています。



いや、僕も実際、
パラレルワールドってやつを想像したことは何度もあります。
時間軸はいろいろと分かれていて、
僕が死んでしまっている世界、
また僕が独身の世界、
そして全く違う人と結婚して、
全く違う子供が存在している世界があるかもしれない。。。




ただね。
それはけして混じり合わないものなんだろうとおもう。
だからそれは存在しないものとして断定していいと思う・・・。
人生はどう生きても後悔するように出来ている。
だからみんなこんな想像をするんだろう。
たとえば一か八かのギャンブルをしたとしよう。
もし負けたなら、なんで勝負したのかを後悔するし、
たとえもし勝ったしても、
勝てたのならなぜもっと賭け金を多く出さなかったのかと後悔する。




そして人を後悔を押し殺し、
「後悔」を背負いつつ、
現状に「妥協」して生きてゆく。。。
つまりはこれが「餓鬼」の世なのか。。。



なんだか取り留めのない記事になってしまいました。。。。
・・・申し訳ありません。
でもこの小説は久々のオススメです。




これもまたNHKでドラマ化されていたんだね。
全く知りませんでした。。。



→ http://www.nhk.or.jp/drama/archives/blueblue/




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