瑞鹿山 圓覺興聖禪寺 (円覚寺) 〜鎌倉・江ノ島サイクリング①〜

国指定史跡 円覚寺境内・円覚寺庭園
国指定名勝 円覚寺庭園
宗派 臨済宗円覚寺派 大本山
本尊 宝冠釈迦如来
247-0062 鎌倉市山ノ内409
公式サイト http://www.engakuji.or.jp





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JR津田沼駅でチャリをバラす



さて、三連休最終日、
昨日、CYCLE MODEを観た、
ゾウとMatt.Jさんの三人で輪行による、
鎌倉・江ノ島サイクリングを、
決行致しました。
まずは朝7時に、
JR津田沼駅でチャリをバラし、
輪行袋に詰めます。



津田沼駅ホームのチャリ三台  チャリ三台を積み込む




待合せは総武快速線上りのホーム、
一番後ろに7時半ですが、
Matt.Jさんは6時50分に着いていたとか。
さてチャリ三台を電車に積み込みます。
もちろん優先の車椅子か、
ベビーカーがいれば、
他の場所に移動致します。







北鎌倉駅にトウチャコ




無事、北鎌駅にトウチャコしますた。






円覚寺  円覚寺総門



まずは鎌倉五山第二位の円覚寺
弘安五年(1282)、
鎌倉幕府第八代執権・北条時宗が、
宋より招いた無学祖元により開山。
開基の時宗は18歳で執権につき、
無学祖元を師として仰ぎ、
国家の鎮護、禅の布教、
また蒙古襲来による殉死者を、
敵味方の区別なく平等に弔うため、
円覚寺の建立を発願されたとか。



円覚寺三門(山門)


この三門(山門)は、
天明五年(1785)、
無学祖元の五百年遠諱に、
大用国師による再建されたもので、
神奈川県指定重要文化財
「円覚興聖禅寺」の扁額は、
伏見上皇によるものです。
 




仏殿


禅宗様式の七堂伽藍の中心、
本尊を祀るこの仏殿は、
大正十二年(1923)、
関東大震災で倒壊し、
現在のものは、
昭和三十九年(1964)の再建。



仏殿天井の「白龍図」  本尊・宝冠釈迦如来



天井の「白龍図」は、
前田青邨の監修によって、
守屋多々志により描かれたもの。
ご本尊は冠を被った宝冠釈迦如来
如来は通常飾り物を身に着けませんが、
この時代の禅宗のみに多く見られる様式です。
「華厳の盧遮那仏」とも呼ばれています。



居士林



居士林は禅の修行者「居士」が、
禅を志す在家のための専門道場。
この建物は元々東京・牛込にあった、
柳生流剣道場を昭和三年(1928)に、
柳生徹心により寄贈されて、
移築されたものです。



大方丈  大方丈内


方丈とは通常住職が居住する建物ですが、
この大方丈は、各種法要の他、
坐禅会や説教会等、多目的に使われています。



方丈裏の庭園



大方丈の裏には、
心字池のある美しい庭園がありました。




舎利殿入口  舎利殿の門


鎌倉でも珍しい、
「国宝」の建築物である、
舎利殿が特別公開されていました。
もちろん拝観料は別ですが、
やはり観てしまいます。



国宝・舎利殿  舎利殿内



この舎利殿には、
鎌倉幕府第三代将軍・源実朝が、
宋の能仁寺から請来した、
「佛牙舎利」という、
釈迦の歯が祀られています。




佛日庵の門  佛日庵入口




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佛日庵はその開基・北条時宗を祀る、
開基廟のある塔頭寺院で、
こちらも拝観料は別デス。



頂いたお線香



この日は時宗の命日、
(旧暦4月4日)ということで、
拝観料を納めるとお線香を頂きました。



開基廟  開基廟内



時宗はこの場所に庵を結び、
禅の修行に没頭し、
精神鍛錬に励んだそうで、
死後、このお堂の下に、
遺体を安置し廟所(墓所)としたとか。



鐘楼・弁天堂へ上がる石段



鐘楼・弁天堂へ上がる石段です。



弁天堂  弁天堂内
  



時宗の子、第九代執権・北条貞時が、
洪鐘とあわせて弁天堂を建立して、
円覚寺の鎮守としました。


  
国宝・洪鐘  国宝・洪鐘



江ノ島弁財天の加護によって、
洪鐘の鋳造が完成したと伝えられています。  
洪鐘は高さ259.5cmで国宝に指定。
『皇帝万歳 重臣千秋 風調雨順 国泰民安』
という文字が見えます。

 

建長寺を目指し走る




さてお次の建長寺を目指して走ります。