宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音菩薩
ご詠歌 御手に持つ 蓮のははき 残りなく 浮世の塵を はけの下寺
368-0042 秩父市東町26-7
再び国道140号に出て、
道の駅ちちぶ方面に戻る途中、
左折して西武秩父駅と、
秩父鉄道御花畑駅の間の踏切を渡ると、
南東の角に地蔵堂で地蔵尊を祀る、
第十三番・慈眼寺に出ました。
禅寺らしい質実剛健な山門。
秩父札所連合会事務所も、
この慈眼寺内にあるようです。
山門をくぐると正面は、
方三間ながら重厚な向拝を持つ、
明治三十四年(1901)再建の、
入母屋造の大悲閣=観音堂。
彫刻の素晴らしさに、
しばし時を忘れ見惚れました。
観音堂の手前右手にある土蔵が、
明治十一年(1878)の秩父大火を免れた、
宝暦年間(1751-1764)建立の一切経蔵。
経蔵内の輪蔵形式の経庫には、
黄檗版一切経が保管されていて、
これを回せば一切経を、
すべてを読経したと、
同じ功徳が得られるとか。
経蔵内の奥には聖観音坐像と、
阿弥陀如来立像が並んでいて、
左右には秩父霊場を開創したという、
閻魔大王や性空ら、
十三権者が祀られています。
納経所ではメグスリの木の、
葉や樹皮を煎じた、
眼病に効くという、
お茶の接待をいただきました。
境内にメグスリの木もあり、
「目の薬師」を祀る薬師堂もあります。
札所 13番 慈眼寺。 pic.twitter.com/G2nIqnisQ4
— ぞう@千葉県に山はない。 (@zou059) 2017年8月26日