法華経 その一

知らないうちにカウンターが10,000を突破してました。
いつもご愛読ありがとうございます。
一万回突破記念に壮大なテーマ。



法華経〈上〉 (岩波文庫)

法華経〈上〉 (岩波文庫)

○価○会や、大○寺が嫌いで、日蓮さんが苦手になり、
なんだか本末転倒(?)なんですが法華経に疎遠になっていました。




○価○会の人たちに
法華経釈尊が涅槃に入る直前の説法だから第一」って言われたら、
「年寄りの言うことがその人間の人生の真実の言葉か!?」って言い返していた私です。
また、この巡礼をするまでは、
大乗仏教なんて、所詮釈迦の言葉なんかじゃなくて後で作られたもんだろ。」
って聞きかじった「大乗非仏説」で批判してました。
それこそ「ちっちぇー」男だったと反省してます。




諸教の王といわれる妙華経
その人を引き付ける力。読んでみないことには仏教は語れません。



まだ、読み始めたばかりですが、
・・・・・・・・面白いっっっっ!!!!
なんでしょ、この面白さはっっ!!!!
大筋では「知ってるつもり」だったんですけど、
実際に読んでみると壮大なスケール感が違います。



作ったインド人すごい!!!! 
般若心経では玄奘に負けたけど訳の鳩摩羅什もすごい!!!!
関係ないけどウルトラセブンのエメリューム光線は法華経のパクリなんですよ。
菩薩だの弟子だのインドの神様だのが大集合しているところで、
お釈迦様の眉間の白毫相(びゃくごうそう)*1から、
ピカーって光が宇宙のあらゆる世界や過去の世の様子までを照らしちゃう。
その光景に弥勒菩薩があたふたしてると、文殊菩薩が静かに答える。
「あ、俺、こんなの昔みたことあるよ」と文殊
56億7千万年後の世に如来になる弥勒もここでは文殊智慧(?)に負けてます。
玄奘訳の般若心経では観自在菩薩から教えを受けた舎利子は、
この鳩摩羅什訳の法華経では本名*2に近い舎利弗で登場。
やっぱり聞き上手です。
このオールスターさがたまりません。



本を読み始めたときの私の評価六段階。
①面白すぎて、もったいなくて早く読みたくない。
②面白くて早く読みたい。
③まあまあなんで、ちょっとずつ読みたい。
④まあまあなんだけどなかなか進まない。
⑤つまらないけど最後まで読もう。
⑥つまんない。やめた。



邪馬台国〜」は②でした。
法華経」は間違いなく①!!!!
この感覚は「日本書紀」や「古事記」以来です。

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*1:ほくろではなくて長い毛の渦

*2:シャーリプトラ