造立 第七番(新第六番) 明治39年(1906)
宗派 天台宗
本尊 阿弥陀如来
110-0002 台東区上野桜木2-6-4
さて、江戸六地蔵もこちらで最後。
寛永寺の裏にあるこちら。塔頭ですね。
山号も寛永寺と同じ「東の比叡山」こと「東叡山」です。
山門前には見慣れたこの石碑*1。
今日は二日酔いでもなく、
ラーメン二郎も食べていないので、
堂々と門をくぐりましょう。
こちらは、永代寺のお地蔵様が消失してしまったことと、
日露戦争の戦死者を供養する為に、
明治になって建立されました。
今年でちょうど100歳ですね。
オリジナルの他の五体と比べれば二まわりほど小さいかな。
お顔もちょっと若い感じがします。
後付でしょうか、オプションでしょうか、
背に円光を背負っていらっしゃいますが、
その上に笠をかぶっているのでちょっと変です・・・。
本堂には中心に阿弥陀三尊像、
右手に毘沙門天が祀られていますが、
左手には水子地蔵尊がある他、
このお寺は様々なお地蔵様に溢れています。
よく分からなかったこちらの「うかがい地蔵」や、
境内には所狭しと並び、今も増えつつある八万四千体地蔵尊。
すべてにお参りするのは時間的に不可能ですから、
真ん中の地蔵堂に鎮座する総本尊地蔵尊にお参りしました。
地蔵尊大集合のこちらのお寺をもちまして、
無事、江戸六地蔵尊参りを結願とさせて頂きます。
ありがとうございました。
*1:臭気の強いネギ・ニラ・ニンニクなどの野菜や、酒は、心を乱し修行の妨げになるので、この門内に入ることを許さない。