藤原秀郷の逸話で思い出した大ムカデの話。
私たち夫婦。
新婚旅行はバリ島でした。
今より12年も前のまだあまり観光化されていなかった、
ウブドのそのさらに奥のコテージでのこと。
夜、ヒンズーの寺院でのガムランを楽しみ、
山間のコテージに帰ってきました。
エントランスでキーを返してもらい、
山の中の小路を歩き、
自分達の貸切のコテージへ戻ります。
スコールに濡れた小路。
二人で歩いていると、
突然、かみさんに、
「いやぁぁぁぁ〜、、、こないでぇぇぇっっ」
と、突然、走り去られました。
ほぇ!?。
どうしたの??。待って。
私をおいて走り逃げ去るかみさんを、
「どうしたの、なに、、、なに、、ねぇ??。」
と、必死で走り追う私。
かみさんは、自分たちのコテージに辿り着き、
内側から鍵を閉め、
中から私を確認してから、
様子を見て、やっと鍵を開けてくれました・・・。
なんと、私、
二人で小路を歩いている時に、
紳士ベルトのような大きさの大ムカデを踏み、
そり返った、大ムカデが、私の胸に登り上がり、
私の胸元で、
意気揚々と頭を上げていたようです・・・。
かみさんが奇声を上げて逃げ、
私がそれを必死で走り追ううちに、
下に落ちたであろう大ムカデ・・・。
実際、私はその大ムカデを見ていないんですけど、
なんと、もし、刺されていれば、
頑丈な成人であっても二、三日寝込んでいたそうです・・・。
こ、怖ぁぁぁ〜。
でも、かぁちゃん、俺おいて、逃げちゃうんだぁぁ・・・。(汗)
・・・がっかり・・・。