国指定史跡 上総国分寺跡
宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来
290-0023 市原市惣社
上総国分寺跡とは少し位置がずれていますが、
現在は真言宗豊山派のお寺がその法灯を受け継いでいます。
仁王門には端正で力強い阿吽の金剛力士が鎮座していました。
その仁王門の手前にあるこちらの宝篋印塔は、
ちょっと調査するとかなり矛盾があるようですが、
平将門の墓であると伝承されてきたものなんだそうです。
上総国分寺が衰退したあとに、
再び中世に復興したであろうこちらのお寺です。
地元のお遍路の札所でもあるのでしょう。
門前には、「南無大師遍照金剛・第八十番」という標石や、
様々な石碑や宝篋印塔が並びます。
元禄年間に作られたという、
この古代を思わせる三間堂の薬師堂。
内部の厨子も隙間から覗き拝めます。
上総国分寺の跡の金堂跡は、
現在のお寺の東の端の植え込みの中です。
そのまた東側は、
腰の高さまで草が茂る広大な一面の原っぱでした。
ここに高さ63mあったといわれる、
七重塔の心礎が残ります。
興味のある人が少ないようで、
高く伸びた草に埋もれていますが、
えっちら、おっちら草を掻き分けて見て来ました。
やぶ蚊にボコボコにされちゃいましたよ・・・。