「僕僕先生」


僕僕先生 (新潮文庫)

僕僕先生 (新潮文庫)



私の自説では、修験僧と同様、
仙人というものも、
テトラヒドロカンナビノールや、
シロシン、シロシビン、
エンドルフィンが無縁ではないと信じておりますが、
そんな理屈は抜きにしても、
この小説は面白かった。



美少女の姿をした仙人に、
元県令の父の財産に頼り切った、
半分引きこもりのニートのような、
ぐうたら息子が弟子入りするというストーリー。
とっても清清しくって、ほろ苦くって、
軽く読めばただの中国唐代を舞台にしたファンタジーですが、
深く読めば、人間の生きる意味そのものを問うようなお話でした。




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