宗派 真言宗豊山派
堂跡本尊 不動明王
274-0073 船橋市田喜野井4-32
午後は、家の近くにありながら、
まだ、お参りしていなかった、
田喜野井の吉橋大師の札所に行ってみました。
→ 護国山 正法寺 【吉橋大師第十九番】 - 元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】
「護国山 正法寺 田喜野井不動尊」。
現在はこの正法寺の境外地として管理されているようですが、
元々は大覚院という別のお寺と、
愛宕神社(現・田喜野井小学校の地)が祀られていたようで、
やはり廃仏毀釈によって廃寺になったそうですが、
数年前までは崩壊寸前の不動堂があったそうです。
正法寺の寺伝でも、平安時代からの歴史を数え、
南北朝時代の板碑や、貝塚、竪穴式住居跡、
弥生式土器等が出土していることから、
古代からの集落であったことが分かります。
かなり広い敷地ですが、古い墓石や石仏は、
不動尊の後ろにまとめられているようです。
最近、整備されたと思われる、
この田喜野井不動尊。
中央に立つ、銅像不動明王尊は、
平成四年(1992)の建立。
あくまで主役は、その左手に立つ、
石造不動明王尊です。
かすかに読み取れる銘は、
延宝二年(1674)。
船橋市市内最古の不動尊とか。
四代将軍徳川家綱の治世です。
不動尊の後ろにまとめられた、
墓石・石仏も、江戸中期から後期までと古いものばかり。
境内右手にあるのは、
吉橋大師第三十六番札所です。
他の吉橋大師の札所よりも、
比較的大型な石造大師像がいらっしゃいました。
この何気ない手水鉢も、
安政六年(1859)の奉納です。
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