「一路」【上・下】(中公文庫)



→ 「赤猫異聞」(新潮社文庫)
→ 「降霊会の夜」(朝日文庫)
「終わらざる夏」(集英社文庫) → 【上】【下】
→ 「マンチュリアン・リポート」(講談社文庫) 
「中原の虹」(講談社文庫)→ (1,2)(3,4)
→ 「夕映え天使」(新潮社文庫)
→ 「ハッピー・リタイヤメント」(幻冬舎文庫)
→ 「一刀斎藤夢録」(上・下)
→ 「月島慕情」
→ DVD「日輪の遺産」
→ 「日輪の遺産」(講談社文庫)
浅田次郎マイブーム その → 
→ 「浅田次郎」関連の記事




元々は暦通りの出勤の予定でありましたが、
昨日、急な思い付きで休みにしてしまった、
この旧盆の金曜日。。。
特に予定もないもので、
昨夜からじっくりと、
大好きな読書に明け暮れました。



一路(上) (中公文庫)

一路(上) (中公文庫)

一路(下) (中公文庫)

一路(下) (中公文庫)





西美濃田名部郡を領分とする大名並・旗本、
交代寄合、蒔坂左京大夫
この家中の参勤道中御供頭の家に生まれた、
主人公・小野寺一路。
齢十九にして剣は北辰一刀流免許皆伝、
学問は東条一堂の塾を修めた文武両道。
しかし突然父がなんの引継ぎもせぬままに、
国元の屋敷を失火にて焼失し不慮の死を遂げる。
江戸詰めの一路は生まれて初めての故郷を訪ね、
参勤道中御供頭のお役目を仰せつかる。
お家中には、家乗っ取りの企てもあり、
家督相続をかけた壮絶な参勤行列が始まるのだった。。。




いやいや、ホントこれぞ、
笑いあり涙ありの浅田ワールドの集大成。
我ら"次郎リアン"にとっては、
最近、長く待ちかねた時代モノの超大作。
あまりに面白くて、面白くて、
昨日の帰りの電車の車内から、
今日の午前ちうまで一気に読み通し、
上下二巻を読了してしまった次第。。。
・・・サイコーです。
これからもう一度読み直そうと思っています。


見よや、一路む。星はひとつに見えてひとつではない。
目を凝らせば、その耀いにはあまたの星が群れておる。
正義とは星ぞ。
いかに夜空の闇が広うても、正義が孤独であろはずはない。