宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
239-0808 横須賀市大津町3-29-1
さて時間が押せ押せで、
すっかり日も暮れていまい、
もうあきらめ半分ではありますが、
初日、第五目的地のお寺に、
とりま向かってみました。
坂本龍馬の妻であったとされる、
楢崎龍と思われる女性の墓のある、
横須賀市大津の浄土宗のお寺です。
周囲は完全に住宅街で、
まるで観光地ではありませんが、
門前にはこんなノボリがあって、
意外でビクーリ。(゚д゚)!
宮谷山・至心院・信楽寺さん。
すでに午後六時を過ぎて真っ暗ですが、
まだ門が開いておりまして、
お参りさせて頂きました。
ご本尊の阿弥陀如来は運慶作と伝わり、
地蔵菩薩も祀られていて、
三浦地蔵尊霊場の、
第二十七番札所にもなっています。
他にも熊谷直実の守護仏であった、
行基作の聖観音もあるとか。
iPhoneのライトを懐中電灯代わりにして、
ようやくたどり着いた、
「贈正四位阪本龍馬之妻龍子之墓」。
あの寺田屋騒で龍馬を救った、
おりょうとされる女性が亡くなった八年後の、
大正三年(1914)に建立されたこちらの墓石。
墓石裏の墓誌は暗くて薄くてよく読めなかったけど、
この女性は西村松兵衛という商人と再婚して、
西村ツルを名乗っていたそうです。
諸説はいろいろとありますが、
ツルはアルコール依存性で、
「あたしゃ坂本龍馬の妻だ」
と、酔ってはクダを巻き、
松兵衛とツルの妹・光枝が、
男女の仲になってしまい別居したとか。
もう一人の龍馬の許嫁で、
生涯「龍馬の妻」を名乗った、
千葉さな子は没後無縁仏となり、
八柱霊園の無縁塚に葬られています。*1
・・・なんとも悲しくなってしまった掃苔でした。