一旦今夜のホテルに立ち寄り荷物を預け、
元町港からバスに乗り三原山頂口に参りました。
ワタシが学生の頃に来た時には、
噴火の直後で見渡す限り黒い溶岩が続き、
所々から蒸気が上がり、
地熱で靴底が溶ける場所もありましたが、
今は草木が生えて、
その頃の面影は全くありません。
さてカルデラ壁西部に当たる展望台より、
舗装された遊歩道を歩き、
火口一周コースを目指します。
外輪のカルデラ壁を一旦下って、
しばらくは平地をテクテクと歩きます。
火口が近づくと徐々に登り坂になり、
日頃運動不足なおっさん四人はすでにヘロヘロ。
すでに見頃は少し過ぎていますが、
所々に堂々と咲きほこる、
ツツジに癒されて足を進めます。
火口をぐるりと一周する歩道は、
当然ながら未舗装で、
火山性の砂利を踏みしめながら、
とりま反時計回りを選択。
いたる所に火山を観測する機器があり、
いくつも上がる噴煙?蒸気?を見ると、
ここが今も活動を続ける火山であることを、
改めて再認識いたした次第。
昭和五十九年(1984)公開の「ゴジラ」では、
最期にゴジラが三原山火口に消え、
消息不明になりますが、
その後の実際の噴火で、
姿を現したのがこのゴジラ岩。
ゴジラっちゃゴジラだけど、
ガメラっちゃガメラにも見えるし。
一旦、周遊道から外れ、
舗装された火口見学道も歩き、
再び一周コースに戻って、
火口を充分に堪能致しました。
とにかくここが東京都内の景色とは思えません。
てか、日本??
いや他の惑星の景色にも思えます。
さて無事火口一周を終えてから、
順序が逆かもしれませんが、
この鳥居をくぐりまして、
三原神社にお参りしました。
三原山の噴火は古くから御神火と呼ばれ、
島民の信仰の対象でした。
ご祭神は、阿治古命。
熱海市網代にもこの神を祀る、
阿治古神社があるそうです。
古代史ミステリーがありそうだな。
これ調べると面白いかもしれない。
あの全島避難の大噴火でも、
溶岩はこの社殿を避けて流れたそうで、
これが伊豆大島七不思議となっているとか。
さてヘロヘロで山頂口に戻ったおっさん四人。
居合わせたご夫妻にシャッターをお願いし、
恒例の集合写真を撮ったんですが、
疲れた顔は仕方ないとしても、
見事なまでに四人そろって腹が出てる。。。
・・・もうちょっと痩せよかな。