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新作が出れば必ずチェックしている、
脚本家の土橋章宏さんの小説ですが、
今までは江戸時代、明治維新直後と、
時代モノばかりでしたが、
なんと最新文庫化作品は、
自転車に乗る中学生の青春モノ。
これをワタシが読まない訳がありません。




舞台は北海道は函館。
父は「女を作り」失踪し、
母はキャバクラ勤めの母子家庭の、
中学生の関口俊太は、
ロードバイクに憧れるも、
家庭は貧しくて、
ママチャリしかなく、
友達には憐れまれて、
母からは愛情が伝わらない、
孤独の日々。
そんな絶望の中で、
俊太は一昔前の自転車店を営む、
元トッププロメカニック岩熊と出会い、
地元、函館で開かれる、
自転車レース、ツール・ド函館、
ジュニア部門での優勝を目指すという、
努力、根性、勇気、友情の、
こってこての青春ストーリー。
展開は分かりきっているのに、
土橋さんお得意のお涙頂戴に、
まんまと嵌められ、
胸熱の展開にウルルと来る、
いつものお約束。
五月にはこの続編の、
文庫書き下ろし、
「眠り姫のロード スマイリング!2」
が、発売予定とか。
楽しみデス♪







うぉー、チャリに乗りたいなぁ。
富士山一周=フジイチやろうぜゾウ!