→ 「黒書院の六兵衛」【上・下】(文春文庫)
→ 「一路」【上・下】(中公文庫)
→ 「赤猫異聞」(新潮社文庫)
→ 「降霊会の夜」(朝日文庫)
「終わらざる夏」(集英社文庫) → 【上】、【下】
→ 「マンチュリアン・リポート」(講談社文庫)
「中原の虹」(講談社文庫)→ (1,2)、(3,4)
→ 「夕映え天使」(新潮社文庫)
→ 「ハッピー・リタイヤメント」(幻冬舎文庫)
→ 「一刀斎藤夢録」(上・下)
→ 「月島慕情」
「天切り松 闇語り」シリーズ → 1〜4、5
→ DVD「日輪の遺産」
→ 「日輪の遺産」(講談社文庫)
浅田次郎マイブーム
その → 一、二、三、四、五、六、七、八
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- 作者: 浅田次郎
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浅田次郎さんは大好きな作家の一人ですが、
いや日本ペンクラブ会長就任期間ちうの作品が、
どうにもこうにも精鋭を欠いていて、
正直最近あまり興味が湧きませんでした。
いや本や映画、CDは、
読んだもの観たもの買ったもの、
すべてをブログに書いているわけではなく、
すごく面白かったものや、
良かれ悪かれなんらかを、
誰かに伝えたい感想がないものは、
記事にもしていないのです。
つまりそんな作品が最近多かった気がします。
日本通の恋人のブロンド美女から、
プロポーズの承諾前に、
日本への一人旅を命じられた、
アメリカ人青年の主人公ラリー。
両親が物心つく前に別れ、
退役海軍提督の祖父に、
「日本人は油断ならん」という、
口癖を聞かされて続けて、
ニューヨークの裕福な家庭で育った彼は、
日本列島を旅するうちに、
次第に日本文化の理解を深めてゆく。
様々な経験を積みながら、
やがて思いも知らない、
自分自身の秘密を知ることに...。
いや、なんか、最近の、
日本文化素晴らしい!!
日本は海外から賞賛!!系の、
「日本礼賛ブーム」の、
企画や本、テレビ番組は、
正直、飽食気味なんですが、
この作品は面白かった。
日本を褒め称えているようで、
実はアメリカ人の思考を、
面白おかしく表現していて、
なんだかこそばゆい感想とともに、
最後はお得意の「泣かせ」デス。
ただチョット「出木杉」感はあります。
「いいかね、ラリー、
結果を求める人生に、幸福はないんだ。
こうして好きなことをしていればいい」
了解しました。( ̄^ ̄)ゞ