「わが心のジェニファー」(小学館文庫)



→ 「黒書院の六兵衛」【上・下】(文春文庫)
→ 「一路」【上・下】(中公文庫)
→ 「赤猫異聞」(新潮社文庫)
→ 「降霊会の夜」(朝日文庫)
「終わらざる夏」(集英社文庫) → 【上】【下】
→ 「マンチュリアン・リポート」(講談社文庫) 
「中原の虹」(講談社文庫)→ (1,2)(3,4)
→ 「夕映え天使」(新潮社文庫)
→ 「ハッピー・リタイヤメント」(幻冬舎文庫)
→ 「一刀斎藤夢録」(上・下)
→ 「月島慕情」
「天切り松 闇語り」シリーズ → 1〜45
→ DVD「日輪の遺産」
→ 「日輪の遺産」(講談社文庫)
浅田次郎マイブーム 
その → 
→ 「浅田次郎」関連の記事








浅田次郎さんは大好きな作家の一人ですが、
いや日本ペンクラブ会長就任期間ちうの作品が、
どうにもこうにも精鋭を欠いていて、
正直最近あまり興味が湧きませんでした。
いや本や映画、CDは、
読んだもの観たもの買ったもの、
すべてをブログに書いているわけではなく、
すごく面白かったものや、
良かれ悪かれなんらかを、
誰かに伝えたい感想がないものは、
記事にもしていないのです。
つまりそんな作品が最近多かった気がします。





日本通の恋人のブロンド美女から、
プロポーズの承諾前に、
日本への一人旅を命じられた、
アメリカ人青年の主人公ラリー。
両親が物心つく前に別れ、
退役海軍提督の祖父に、
「日本人は油断ならん」という、
口癖を聞かされて続けて、
ニューヨークの裕福な家庭で育った彼は、
日本列島を旅するうちに、
次第に日本文化の理解を深めてゆく。
様々な経験を積みながら、
やがて思いも知らない、
自分自身の秘密を知ることに...。




いや、なんか、最近の、
日本文化素晴らしい!!
日本は海外から賞賛!!系の、
「日本礼賛ブーム」の、
企画や本、テレビ番組は、
正直、飽食気味なんですが、
この作品は面白かった。
日本を褒め称えているようで、
実はアメリカ人の思考を、
面白おかしく表現していて、
なんだかこそばゆい感想とともに、
最後はお得意の「泣かせ」デス。
ただチョット「出木杉」感はあります。




「いいかね、ラリー、
結果を求める人生に、幸福はないんだ。
こうして好きなことをしていればいい」


了解しました。( ̄^ ̄)ゞ