「縄文神社 首都圏篇」(飛鳥新社)

公式サイト http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864108348.php








TwitterFacebookでも交流があります、
本田不二雄さんオススメの、
この「縄文神社」を早速購入してみました。
著者の武藤郁子さんは、
本田不二雄さんの"妹分"なんだそうです。






内容紹介
あなたの近所にもきっとある!
1万年!?続く最強の聖地!!
境内から縄文時代の遺跡が発掘された神社は、
実は日本に「かなり」ある。
それは縄文期から「聖地」だった証であり、
「祈りの場として現在までつながってきた」という点で、世界的にもほとんど例がない奇跡の場所である。
本書では、そうした神社を「縄文神社」と定義する。古より伝わる御神体とは何か!?
普通のさんぽが一変する「縄文×神社」の入門書!
東京、神奈川、埼玉、千葉......厳選の40社紹介!
<CONTENTS>
PART1 縄文神社とは
縄文神社ってどんな場所?/縄文神社の探し方/縄文人の祈りと死生観/縄文の神ー人々が祈りを捧げたもの 
PART2 首都圏の縄文神社
【埼玉】
武蔵一宮氷川神社/氷川女體神社/中山神社鷲宮神社/北本高尾氷川神社三峯神社武甲山御嶽神社/多氣比賣神社/滝馬室氷川神社/出雲祝神社 
【東京】
二宮神社/貴志嶋神社/遅野井市杵嶋神社/井草八幡宮大宮八幡宮/尾崎熊野神社/七社神社/吾嬬神社/大國魂神社貫井神社
【神奈川】
大山阿夫利神社/比々多神社/江島神社有鹿神社奥宮/安房口神社/春日神社/寒川神社茅ヶ崎杉山神社
【千葉】
安房神社布良崎神社/駒ヶ崎神社/船越鉈切神社・海南刀切神社/豊玉姫神社/東大社/橘樹神社/飽富神社/香取神宮/側高神社/返田神社/大戸神社
著者紹介
武藤郁子 むとういくこ
1973年埼玉県生まれ。神仏や歴史を偏愛し、縄文人に憧れる少女時代を送る。立教大学社会学部産業関係学科卒業後、出版社に入社し、単行本編集に携わる。独立後、2011年ありをる企画制作所を設立。現在、ベストセラー作家の時代・歴史小説やエッセイなどの編集に携わるかたわら、文化系アウトドアライターを名乗り、本質的な美や「場」に残された古い記憶を探し求める旅を続けている。webサイト「ありをりある.com」と「縄文神社.jp」を運営。共著に『今を生きるための密教』(天夢人刊)がある。






縄文時代からずっと祈りの対象ので場であった、
首都圏の神社40社の紹介になっています。
とても面白いです。
余談ではありますが、
我が家の氏神である下総國二宮神社は、
この本に後書きの「おわりに」に、
一言「素敵でした」とあるだけですが、
やはり地域の重要な水源であって、
建速須佐之男命稲田比売命大国主命を祀り、
また御神体縄文時代の石棒がある、
縄文神社の一つです。
歴史のある古社は縄文とはいわずとも、
いずれにしても古来からなんらかの、
祈りの対象の場であったことが多いのは、
八百万の神を崇める、
日本ならではのことと思います。



二宮神社 
その → 12345678910
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さて「自分で解説」なさっているんで、
私が内容について書くのは遠慮しますが、
購入した書店の売場もそうだったんですが、
「神社のガイドブック」という、
分類になっておりますので、
首都圏版=一都三県という、
"足枷"が出来てしまっていて、
著者の息苦しさが伝わりました。
次は北関東篇?、東北篇?でしょうか。
今後の希望としては、
各紹介頁の冒頭に住所と簡単なルートマップ、
現在の主祭神を載せて頂けたら嬉しいです。
また個人的には縄文時代から続く神社よりも、
大和時代の古墳が墓であることが、
すっかり忘却されてしまい、
知らぬ間に他の祭神を祀る、
神社になったような場所の、
その変遷に焦点を当てたような本が読みたい。
(おそらくそんな本は売れません)
ちなみにこの本で紹介のある40社中、
このブログで過去に記事にしているのは、
下記の九社の計12本になります。