虎塚古墳・十五郎穴 (ひたちなか市埋蔵文化財調査センター) 〜第14回 眉鍋組遠征【ひたちなか・大洗】②〜

国指定史跡 虎塚古墳
ひたちなか市埋蔵文化財調査センター
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30まで)
入 館 料 無料
休 館 日 毎週月曜日(休日の場合はその翌日)
年末年始、館内整理日(7日以内)
312-0011 ひたちなか市中根3499
公式サイト https://hitachinaka-maibun.jp/



眉鍋組遠征 
→ 12345678910111213

眉鍋会  → 1(2012)2(2013)3(2014)4(2015)5(2016)
花火観賞BBQ会  → 1(2014)2(2015)3(2016)4(2017)5(2018)6(2019)




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虎塚古墳史跡公園  虎塚古墳の案内板



さて、ラーメン二郎ひたちなか店の食後の予定は、
いつも通り参加者の多数決で決定しますが、
まずは国指定史跡の虎塚古墳でございます。
7世紀初頭の彩色壁画のある古墳は、
大変珍しいのですが、
石室の一般公開は年に、
春季・後期の二回のみ。



虎塚古墳1  虎塚古墳2




東日本では代表的な彩色壁画古墳の一つ。
周溝を含めた古墳全長は63.5mで、
後円部の高さは7.5m。
はっきりと周溝も、
前方部、後円部も確認が出来ます。




方向案内板



さて、虎塚古墳より、
北に約10分ほど歩くと、
十五郎穴(十五郎穴横穴墓群)があります。



十五郎穴へ向かう  十五郎穴への道標



とりま十五郎穴へと向かってみましょう。




山道を進む  山道を下る



畑の脇を抜けて、
山道に入り、
急な下り坂を進みます。



十五郎穴に到着  



やっとこさ十五郎穴に到着。




茨城県指定史跡十五郎穴  十五郎穴の案内板



十五郎穴は古墳時代終末期から、
奈良時代にかけて作られたと見られる横穴墓群。
平成二十六年(2014)の調査では、
計272基の横穴墓が確認されていて、
どうやら総数は300基を超えると推測されていますが、
まだ正確な数は不明なようデス。
ちなみに十五郎穴という名前は、
あの仇討ちで有名な曽我兄弟・五郎と十郎が、
ここに隠れ住んだという伝説があるからなんだとか。





十五郎穴  十五郎穴




横穴墓からは人骨の他、
須恵器、直刀、勾玉、切子玉等、
多数の副葬品が出土しています。
同様の横穴墓群は、
このブログでは過去に、
吉見百穴
「長柄横穴群」
「長岡百穴古墳」
を、取り上げております。
もしよろしければご覧下さい。











八重崎秋月



月明かりに照らされた古の横穴墓群は、
中根八景・八重崎秋月とされておりますが、
月夜の晩にここに来るって、
かなり困難ではありませんか?



ひたちなか市埋蔵文化財調査センター  玄関



虎塚古墳・十五郎穴を見学した後は、
虎塚古墳の北東数十mにある、
ひたちなか市埋蔵文化財調査センターへ。



展示室  土器の展示


コチラは、
地中に埋もれている、
古代の人々の生活の跡や、
土器等の遺物等の埋蔵文化財を調査・研究し、
保存や公開等を行うための施設として、
平成五年(1993)に開館。



石室のレプリカ  石室内



虎塚古墳の石室のレプリカを、
常時見学することが出来ます。




2022年秋期壁画一般公開の案内




2022年秋期壁画一般公開は、
11月3日(木)〜6日(日)、
11月10日(木)〜13日(日)かぁ。。。
ちょっと来れそうにないなぁ。
でもいつかは絶対観てみたいな。





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