祭神 魏石鬼八面大王
399-8303 安曇野市穂高3640
公式サイト https://www.daiowasabi.co.jp
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さて、昨夜の宿「常念坊」を、
8時45分にチェックアウトしまして、
9時15分、本日最初の目的地、
「大王わさび農場」にやって来ました。
元"わさびの人"タヤパンによりますと、
日本中のわさび通が皆憧れるという、
業界(?)最大手のわさびのテーマパーク。
タヤパンもまだ訪問していない、
長年の課題スポットなんだとか。
入口手前右にあった案内図を見ると、
かなり広そうに見えますが、
イマイチ大きさが把握出来ません。
入場は無料デス。
売店兼入口ゲートを通過すると、
一面広大なわさび畑が左右に広がります。
ココに憧れて初めて訪れたわさび通の方々は、
おそらくココで手をつき跪き涙を流します。
宇都宮駅前の餃子のオブジェと同様に、
わさびのオブジェがあります。
青銅製のようデスがこれは銅像ではないでしょう。
さて広大な農場の敷地の中央に、
この八面大王を祀る大王神社が鎮座します。
御祭神の魏石鬼八面大王につきましては、
下記リンクのWikiの記事をご覧ください。
伝説は、中央政権の坂上田村麻呂と、
民を守る為に戦った英雄的な一面と、
民に迷惑をかけて成敗された賊の一面が、
混在しているようです。
宿からここに来るまでの間に、
「耳塚」という地名がありましたが、
これはこの大王の耳を埋葬した伝説によるものとか。
この神社は胴体を埋めた場所とされていますが、
近くの魏石鬼窟と呼ばれる古墳にも、
同様の言い伝えがあるそうです。
神社の社殿は立入禁止で、
祟り神の強いオーラを感じます。
Wikiの記事に記載はありませんが、
ワタシは国譲りでタケミカヅチに挑み敗れ、
諏訪に封じ込められたタケミナカタを、
真っ先に思い浮かべました。
大王窟は一見古墳のように見えますが、
これは後の時代になって、
大王が籠り戦った宮城の岩屋を再現したものだそうで。
この円墳のような丘もやはり、
八面大王の見張台(太陽の石)として、
後に再現されたもののようですが、
この裏手に飲める湧水が流れています。
ただ「飲める」とありますが、
飲むための柄杓等は、
コロナ対策なのか用意されていません。
農場内をゆっくり散策して、
園内最南端にある、
「湧水のはじまり」まで出ました。
農場の北東には、
この大王わさび農場の、
シンボル的役割を持っている、
三連水車・蓼川水車小屋が、
まるで印象派の絵画のような、
せせらぎにゆっくりと回っています。
ここは黒澤明の『夢』のロケ地です。
さて、名物の本わさびソフトクリームを頂きましょう。
ワタシは当然、本わさびソフトクリーム(390円)。
ガッツのないチーバくんは、
なんとサビ抜きの、生乳ソフトクリーム(390円)。
本わさびソフトはツンツンした刺激はほぼなく、
わさびの爽やかなハーブのような香りがしました。
今回のお土産のほとんど全ては、
コチラの売店で購入しました。
入口ゲートを出ると、
入場時に気がつかなかった、
「北アルプス展望図」があります。
日本の山々をアルプスを呼ぶことには、
昔からかなり抵抗がありますが、
山々の上部には帽子のように、
雲がかかっていておりました。
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