軍艦島ツアー 〜九州ツーリング 2023 六日目①〜

株式会社シーマン商会
受付時間 8:00~17:30 (土日祝~14:00)
852-8004 長崎市丸尾町1-48
公式サイト https://www.gunkanjima-tour.jp/




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長崎水辺の森公園の駐輪場



さて、稲佐山観光ホテルを午前9時半に出まして、
長崎水辺の森公園の駐輪場にバイク2台を停めました。
これから予約していた軍艦島に上陸する船に乗ります。
軍艦島こと端島については、
負の歴史もありますが、
このブログでは詳しく語るつもりはありません。
いろいろなサイトがありますが、
一応、Wikipediaの記事を貼っておきます。





さるく号  軍艦島上陸周遊



さて、軍艦島を巡るツアーは、
いくつかありますが、
我々が選んだのは、
このシーマン商会のさるく号。
上陸+周遊コースで大人3600円になります。
午前便、午後便とあり我々は午前便を予約。
10時10分までの受付で10時30分の出航デス。



出発



さて、予定時刻通りに出発‼️
ただし、波の高さが50cm以上、
風速計が5m以上、
視界が500m以下の場合は、
長崎市の条例で上陸が許されず、
軍艦島の周りを一周回り、
代わりにすぐ手前の高島に上陸するとか。
出航時に上陸の確定の約束はありません。



三菱造船長崎造船所



まず船の右側に見えて来たのは、
三菱重工業長崎造船所




ジャイアント・カンチレバークレーン  



このジャイアント・カンチレバークレーンは、
やはり世界遺産で、
明治四十二年(1909)竣工の、
日本で初めて建設された電動クレーン。
114年を経ても現役というまさに巨人。



戦艦武蔵を建造したクレーン



このドッグの奥にある錆びたクレーンは、
あの戦艦武蔵を建造した時のものなんだとか。



建造中の海上自衛艦  護衛艦あしがら



建造中の海上自衛艦や、
護衛艦あしがらの姿も見えます。



女神大橋をくぐる



女神大橋をくぐると外洋という感じ。



軍艦島初コンタクト  イルカの群れの歓迎



甲板に出ることを許されて上がると、
ついに軍艦島に初コンタクト。
しかし船員さんも驚くほどの、
イルカの大群が現れて、
しばらく船の周りを泳ぎ続けたもので、
乗客一同は軍艦島そっちのけの大興奮。




水を引き入れた穴  幹部住宅
本殿のみになった神社  学校跡



まずは島の南東側に近づきます。
これが真水を引き入れた穴、
幹部の住宅、学校や病院の跡、
そして本殿のみになった神社と、
いろいろ説明を受けます。



ぐるりと一周



反時計回りにぐるりと一周。



ビルの上の緑



ビルの上の屋上の緑は、
最盛時に畑を作ろうと、
土を運んだものの、
雨漏りが起こり頓挫したそうですが、
今はその土が森のようになっています。



最も戦艦土佐に見える角度



この方向から観る角度が、
最も戦艦土佐にそっくりなんだとか。



いよいよ上陸  着岸したさるく号



無事、条件をクリアをして、
上陸のお許しが出たようデス。
桟橋に着岸したさるく号。



桟橋を渡る  軍艦島上陸



桟橋を渡りついに上陸。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! 。



世界遺産の案内板


この島で世界遺産となっているものは、
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
なんだそうで、大正、昭和に建設されたものは、
保存の対象外なんだとか。
なんだかなぁな感じだな。


軍艦島島内  軍艦島島内


見学用の通路はほんのわずかです。
建物は倒壊の危機のものばかりで、
近寄ることすら出来ません。



第2見学広場での説明


見学広場は三ヶ所あり、
まずは真ん中の第2で説明を受けます。



貯水タンク左の灯台は無人になってから建設


貯水タンク左手前の灯台は、
無人になってから建設されたものだとか。
有人時は生活のまばゆい灯りで、
灯台は必要なかったそうです。



地下トンネル上



ここは炭鉱施設の中心地だったので、
これはトンネルの屋根で、
下には生活用通路があったそうです。



貯炭場



この貯炭場の隣にある階段が、
労働者が坑内から上がって来て、
風呂場に向けて降りるものだそうで、
今でも階段は足跡で黒く染まっています
12時間坑内にいて、
全身真っ黒になった労働者は、
まず服や靴ごと海水の風呂に入り、
いくつか浴槽の段階があって、
最後に真水のお湯の浴槽に入ったんだとか。
事故もあり命懸けな過酷な労働状況ですが、
初任給は現代の金額価値でも、
月給50万円を越えていたそうです。




組合事務所跡  明治期の石垣



この煉瓦の総合事務所や、
周囲の石垣部分は明治期の建設で、
世界遺産に登録された部分。



水を引き入れた穴(島内側)



真水を引き入れたという穴は、
島内から見るとこんな感じ。



軍艦島島内  軍艦島島内



一番奥の第3見学広場へと進みます。



合法の釣り人



島の岸壁の部分に釣り人がいて、
違法な方々かと思っていたら、
釣り人を送り迎えする釣り船は、
端島の保存条例前からあったそうで、
既得権益で合法なんだとか。



日本最古の鉄筋コンクリート住宅


これが大正時代に建てられたという、
日本最古の鉄筋コンクリート住宅。
しかし世界遺産ではないので、
保存はされておらず、
崩れるにまかせているらしい。
・・・なんだかなぁ。


有人時代の台風時の波の様子




第3見学広場の説明で見せてもらった、
有人時代の台風の様子の写真。
高波が軍艦にかぶっています。
当然、食料物資も途絶え缶詰が頼り。
住人が一番怖かったのは台風だったそうです。



海水プール跡



周囲は岸壁や防波堤なので、
ここに子供たちの為の、
海水プールがあったそうです。
しかし泳ぎが得意な子供たちは、
防波堤から海に飛びこんでいたそうです。



軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内  軍艦島島内



立入禁止の建造物の中には、
今でも家電や家具が残っていたり、
デパート跡にはマネキンが立っていたり、
パチンコ屋に台がずらりと、
残っていたりするそうです。
しかしどちらも崩壊の危険があり、
大変危険な状況なんだとか。
我々一般観光客は、
この一般見学通路だけですが、
しっかりと端島を堪能致しました。
最後に第1見学広場で、
参加者一同集合して記念写真。



船に戻る



さて、さるく号に戻ります。


軍艦島上陸記念証明書と冷たいおしぼり  記念品の石炭



軍艦島上陸記念証明書と、
記念品の石炭を頂きました。
冷たく凍ったおしぼりサービス最高でした。



無事帰還  桟橋を渡る



無事、元の桟橋に帰還したのは、
午後1時頃でした。




【後日公式ブログで公開された集合写真】
集合写真



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