映画「ゴジラ-1.0」

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ゴジラ-1.0






さて、公開当初には全く興味がなかったものの、
あまりに周囲の評判が良いもので、
今更ながら『ゴジラ-1.0』を映画館で鑑賞しました。
怪獣映画、特撮映画、ゴジラ映画は、
いまだに昭和二十九年(1954)公開の、
初代『ゴジラ』を越えられないとされています。
ワタシも自身の映画百選に選ぶほどの大好きな作品。
初代『ゴジラ』は間違いなく反戦反核の映画でした。
平成二十八年(2016)の『シン・ゴジラ』は、
確かに興味深く面白い作品でしたが、
その作品の芯になっていたものはリアリティが生み出す、
日本政府の縦割り社会の性質であったような気がします。
また、いかに庵野秀明氏の匂いの濃い作品でした。
しかし、今回のこの山崎貴氏の『ゴジラ-1.0』は、
初代『ゴジラ』を越えられないことを認めた上で、
開き直ったかのようにその以前の、
戦後直後に舞台を選びました。
多くの方が認めているように、
時代考証がとても素晴らしいです。
二つの大きなオチに関しては、
かなり早い段階で想像がつきましたが、
それを裏切らない展開が逆に嬉しくなり、
ラストには涙が出てしまいました。
とても素晴らしい作品でした。
しかしはたしてこの映画は反戦映画なのか、
はたまた軍備は必要という主張なのか、
矛盾する二つのイデオロギーを含んでいますが、
それこそがこの現代社会に対する、
最大のメッセージなのかもしれません。
シン・ゴジラ』と共通する点は、
戦前・戦後の日本政府に対する強烈な風刺です。
ただ、ワタシは『シン・ゴジラ』よりも、
この『ゴジラ-1.0』が好きです。
年明けにはモノクロ版の、
ゴジラ-1.0/C』が公開されるとか。
最初にそれ公開するべきだったんじゃ😄
しかしテーマ曲はやはり初代『ゴジラ』を、
絶対に越えられませんね。
ともかくで久しぶりに映画百選を更新します。