宗派 天台宗
本尊 薬師瑠璃光如来
ご詠歌 待てといわば いとも畏し 花山に しばしと啼かん 鳥の音もがら
607-8476 京都市山科区北花山河原町13
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さて、滋賀県内の雄琴温泉から、
京都府内に戻りまして、
西国巡礼を再開致します。
本日最初の札所は番外の元慶寺。
カローラツーリングのカーナビは、
全く関係のない住宅の目の前で、
「目的地に到着しました」と言いますが、
京都市山科区にお住まいの、
山田さんちが目的地ではありません。
改めてGoogle Maps検索すると、
全然違うぢゃないですか。
いつもは文句ばかり言ってる、
Google Mapsだけど、
やる時はやるもんで見直しました。
てな訳で元慶寺の参拝者用、
無料駐車場に午前8時40分到着です。
貞観十年(868年)、
陽成天皇の生母である、
藤原高子の発願によって、
定額寺として建立されたこちら。
開山は六歌仙の一人の遍昭で、
貞観十一年(869)に、
崋山寺を創建します。
元慶元年(877)、
陽成天皇の勅願寺となり、
元慶寺と改められます。
寛和二年(986)、
藤原兼家・道兼父子の策略により。
この寺で花山天皇が出家させられたことから、
花山寺とも呼ばれています。
てな訳で花山法皇ゆかりの寺ということで、
西国三十三所番外札所となります。
しかし応仁の乱によって伽藍が焼失し、
境内は小さくなってしまったそうです。
現在の建物の多くは、
安永年間(1772-1781)の再建と伝わります。
山門は珍しい龍宮造唐風で、
ここの左右にあった梵天と帝釈天は、
京都国立博物館に出陳中。
それぞれにこの写真が貼られていました。
狭いながらも、
侘び寂びを感じさせる境内。
やはり安永年間の再建と伝わる本堂で、
この御朱印を頂戴しました。
本尊は薬師如来で、
遍昭の木像も安置されているとか。
他にも境内には、
花山天皇御剃髪の目印岩や、
数々の石碑群が残ります。
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