お彼岸 2005春

はす

お彼岸です。
言葉の意味の直訳では
三途の川の「こっち側」ではなく「あっち側」
「あの世」です。「この世」の逆。
実際には、春と秋、昼と夜の長さが同じとなる日、
春分秋分を中心とした前後三日づつの
計七日×春秋2の期間をさします。
おそらくは原始太陽信仰からでたものてしょう。
農耕民族にとって日照が
短くなることは「死」の恐怖に他ならず、
長くなることは「生」の喜びであったはずです。
「暑さ、寒さも彼岸まで」もこの表れなんでしょう。
要するにこの中心的な日の前後に仏教の教えの六つを合わせたものが、
お彼岸なんだと思います。



1.「布施」 財を施すこと、真理を教えること、恐怖を取り除き安心を与えること
2.「持戒」 戒律を守ること
3.「忍辱」 苦しさに絶えること
4.「精進」 常に努力をすること
5.「禅定」 精神を安定させること
6.「智慧」 真理を見抜く力を身につけること


これを六波羅密多と呼び、
この中心が春分の日秋分の日であり
先祖供養・感謝の日としているのですな。

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