日限地蔵尊(日本橋西河岸地蔵寺)

日限地蔵

宗派 天台宗
本尊 延命地蔵菩薩
104-0028 中央区八重洲1-2-5



涼しくなってきたので、たまには社用車を使わずに
徒歩と電車で営業にでました。(ほんとは争奪戦に敗れたとです。)
車で通る度に気になっていたこちらに立ち寄りました。
東京駅にほど近い八重洲のビルの中にひっそりと建つ小さなお寺です。
宗派もよくわかりません。
インターネット検索でもあまりヒットしないので
お寺の下にあった沿革の看板をここに写します。

日本橋西河岸地蔵寺の沿革

当寺に安置してある地蔵菩薩は、人皇十四代天正天皇(715〜724)の御宇、諸国巡歴中の名僧行基菩薩が、衆生結縁のため暫く遠州四方城(静岡県引佐郡)に草庵を構えた折に、地蔵菩薩の霊告を受け、自ら御丈二尺八寸の御尊像を彫刻したものと伝えられています。
この地蔵菩薩は、天海僧正の御持仏で、至心に祈願すれば日ならずして御利益を授かることころから「日限(ひぎり)地蔵尊」と呼ばれ、ことに延命祈願に霊験があらたかな事は古来より広く世に知られています。
享保三年(1718)九月、勝縁の地として、ここ西河岸に遷座し、今日まで二百数十年を数えます。建立の当時は「正徳院」と呼ばれ、天皇直々に拝謁し奏上のできる格式の高い寺でありました。その後、明治維新廃仏毀釈と大正十二年九月の関東大震災や戦災などによる多くの変遷を経て、今日に至っています。
なお、現在の堂宇は昭和五十二年四月に新たに立て替えられたものです。
昭和五十九年九月十四日

                         信徒一同
                         住職 高羽 彦价

寺宝には昭和13年(1938)年3月明治座泉鏡花原作の「日本橋」が
上演された際に主人公を演じた花柳章太郎が奉納した板絵があるそうです。
「板絵着色お千世図額」として中央区有形文化財に指定され
別に案内看板が立てられていました。
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