祭神 応神天皇
150-0002 渋谷区渋谷3-5-12
渋谷に行ったのでこちらにお参りしました。
「こんのうはちまんぐう」と読みます。
子供じゃないんですから、「王」に点をつけての
訓読みはけっしてしないでください。
神社は小高い丘の上にあります。
大永4年(1524)北条氏と上杉氏との合戦に焼き払われる前は、
こちらには渋谷城(居館)がありました。
平安末期の寛治六年(1092年)
河崎基家によってこの地のその城内に創建されたそうです。
基家の子、重家が、渋谷の姓を賜り、これが渋谷の地名になりました。
重家の子、金王丸が源義朝・頼朝に仕えたそうで、この神社の名となります。
社殿左手には金王桜といわれる頼朝縁の桜が今も代を重ねて春に咲くそうです。
さて現在に残るこの総漆塗社殿。徳川家光が三代将軍に決定した際に、
守役の青山忠俊と、乳母の春日局がその御礼として
慶長17年(1612)に造営を始めたものといわれ
「絢爛豪華」そのものの美しさです
門は二説とも江戸中期の造営。こちらは質実な造りです。
熱心に何分も祈る女性が多くいらっしゃいましたが、
なんの願をかけていらっしゃったのかは分かりません。