千葉県指定有形文化財
275-0017 習志野市藤崎1-14-43(藤崎森林公園内)
公式サイト → http://www.city.narashino.chiba.jp/shisetu/koenshiseki/kyuosawake/index.html
近所の藤崎森林公園にお花見に行きました。
梅が咲いているときには、桜を散々貶しましたが、
桜はやっぱりスター。咲き乱れる豪華さをみれば、
梅の陰は薄くなります・・・。
昨日、都内の内堀通りを走行中、
断腸が昨日ぼそっと言っていました。
「梅は桜の前に咲いて本当によかったですね。」と。
古民家に桜。桜がとってもよく映えます。
習志野が田舎だからといって、
こんな風景が普通に見られるものではありません。
この古民家は、この公園に移築保存されていますが、
元々は寛文四年(1664)に長生郡に建てられた名主の住宅です。
東日本では最古級の民家だそうです。
この手の保存建築にしては比較的、自由に中に入れます。
土間には農耕具とその説明書きが並べられています。
茅葺屋根の保存の為絶えず竈の火がくべられているので、
匂いからも当時を偲ぶことができます。
しかし、古い日本建築に入るといつも思うのですが、
日本家屋というのは本当に暗い。
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃 (中公文庫)」ではありませんが、
こういう囲炉裏の前でみる朱塗りの漆器はさぞや美しいことでしょう。