→ 万年毛筆 その一
「欲しい」という気持ちが強くなると、
身体の中に物欲の「餓鬼」が生まれる修行不足の私。
今は「万年毛筆餓鬼」が暴れています。
昨日、今日と、地元の文房具を何軒か覗いてみると、
「万年毛筆」の取り扱いというのは極端に少ない。
たまにあるのは「ぺんてる」の携帯用か、
「くれ竹」のスタンダードモデル。
かなり大きな書道用品コーナーを持つ、
ユザワヤ津田沼店でもそんな感じ。
「開明」なんてまったくみかけません。
ないとなると断然欲しくなる、
「ないものねだり」も私の修行不足・・・。
「開明」だけが、スタンダードモデルでも、
イタチ毛を利用しているんだって。
いつの間にか「開明」の、
スタンダードモデル(3150円)一本に、
的を絞って探している私。
相当広い範囲の文房具や書道用品店に、
電話で問い合わせても、即答で「ありません。」・・・。
こうなったら東京です。
ここならあるでしょう。やっぱり。ビンゴです。
東京 鳩居堂 本店 (銀座店)
104-0061 中央区銀座5-7-4
公式サイト http://www.kyukyodo.co.jp/
カップルが行き交う
クリスマスイブの銀座四丁目交差点。
嬉しそうに万年毛筆を握り締めて、
ニヤニヤ歩いているおっさんが一人。
・・・我ながら不気味です。
帰って早速、試し書き。
う〜ん、従来の筆ぺんとは比べ物にならないほど、
毛筆に近い書き味です。すばらしい。
でも独特な癖があるんで、
これ使いこなすにはしばらく練習が必要です。
さぁ写経しよう。