国指定史跡 旧新橋停車場跡
105-0021 港区東新橋1-5-3
公式サイト http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/
日本初の鉄道の正式開業といえば、
「新橋〜横浜」間とされていますが、
この「横浜」が現在の桜木町駅であるように、
この「新橋」は現在の新橋駅ではありません。
昔の新橋駅はこんな感じで汐留にありました。
鉄道開業の頃の新橋停車場のあった跡地は、
平成八年(1996)に国の史跡に指定されますが、
その場所に当時の駅舎を、開業当時の外観で再現し、
内部の一部にここ汐留の歴史・鉄道を紹介する「鉄道歴史展示室」を設け、
平成十五年(2003)にこちらがオープンしました。
外観の割には、展示スペースは小さいのですが、
それでも立派な入場無料の博物館。
埋め戻して現状保存されている
当時の遺構や基礎石を覗き見る窓もあります。
建物裏手プラットホームも再現してあります。
そこにある0哩(マイル)標識。
ここに鉄道が正式に開業したのは、
明治維新からたった五年後の明治五年(1872)のこと。
よくよく考えるとこれ凄いことですよね。
五年前まで丁髷で籠に乗っていた人々が、
当然のようにざんぎり頭で洋服着て、
汽車に乗っていたんですから。
凄いよなぁ。当時の日本人のパワー。
変わり身の早さは、現在も健在ですが。