大堤権現塚古墳 (箱根神社)

千葉県指定史跡
祭神 彦火火出見尊
289-1527 山武市松尾町大堤479



→ 芝山古墳群(殿塚・姫塚)



GW最終日、九十九里、二日目。
本当は八日市場歴史探訪に行きたかったんですが、
朝湯に釣られてビールを飲んでしまい、
「知らない道は走れない」、
数年前までペーパードライバーだったかみさんに断られ、
泣く泣く断念・・・。




大堤権現塚古墳看板 




その代わりといってはなんですが、
九十九里に来る度に気になっていた、
こちらの看板の古墳に行ってみました。




国道126号から、ちょっと横道に入ると、
すぐに山間の集落になります。
車が一台通ることがやっとこさのの、
雑木林の山道を登ると、
ほどなく、この神社に辿りつきます。




箱根神社 



前方後円墳の「前方」の前に建っている箱根神社です。
本社は言うまでもなく箱根にあります。
天孫降臨の主役、瓊瓊杵尊ニニギノミコト)と、
富士山と同一神とされる木花咲耶姫命コノハナサクヤヒメノミコト)、
そしてその子の彦火火出見尊ヒコホホデミノミコト)を祀る神社です。




こちらは日本尊(ヤマトタケル)東征の折に、
物見を築き、目標にして航海の便を図ったことから、
創建されたと伝わりますが、
私が考えるには、箱根神社の分社となったのは、
ずっと後世のことで、
元々ここにあった大きなこの古墳が、
ずっと信仰の対象のまま、
大堤権現様となり、
神格化されたものであると思います。




大堤権現塚古墳  大堤権現塚古墳 



こちらの大きな前方後円墳と、
もう一基の小さな前方後円墳
他の7基の円墳計9期(2基消滅)からなる古墳群。
「大堤古墳群」と云われています。




大堤権現塚古墳(案内板) 




全国でも6基しかない、3重の周溝を持ち、
墳丘長115m(周溝を含めると174m)高さ12mにもなる、
6世紀後半〜7世紀初頭に造営された大きな前方後円墳





大堤権現塚古墳  大堤権現塚古墳 





理葬部にも近づくことが出来る、
ほとんど「ご自由にどうぞ状態」。
墳丘の上に登ると、
古墳時代へと、
タイムスリップを感じることが出来ます。



楽しいなぁ〜。




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