DVD「姿三四郎」・「續姿三四郎」


月に一度の定例でございますが、
そもそもは「会議の為の会議」だった、
まるで取り調べのような明日の「聴聞会」のその資料作成で、
昨日今日は、ほとんどデスクの前に篭っておりました。
そんな訳でネタ切れですみません。
お約束の黒澤明監督作品をなるべく年代順に紹介します。





姿三四郎 [DVD]

姿三四郎 [DVD]

続 姿三四郎 [DVD]

続 姿三四郎 [DVD]





黒澤明、第一回、第三回監督作品の2本です。
2本ともに戦争中の昭和十八年(1943)、
昭和二十年(1945)に公開された作品です。




→ 嘉納治五郎像
→ 嘉納治五郎墓



以前にも触れたとおり、
嘉納の弟子・西郷四郎をモデルに描かれた、
富田常雄作の小説を映画化したこちらです。




ライバルが登場し、破り、友情が生まれ、
また新たなライバルが登場するという、
スポーツ根性もの、いわゆるスポ根の元祖は、
梶原一騎ではなくこちらなのです。
今観ても普通に娯楽作品としても充分に面白いです。




戦争中の作品ですから、
士気が下がるような作品は、
検閲で公開が許されませんが、
この2本にはけして軍国主義的な部分はありません。
ただし一作目「姿三四郎」は、
公開時、当時としては97分とあまりに長く、
その翌年、電力節約の為に80分以下にカットされて、
フイルムも捨てられてしまいます。
戦後、話がつながらない部分は、
字幕で説明を入れて再公開されますが、
最近、ロシアから満州国から没収したフイルムが発見され、
91分版というDVDも発売されたとか。
こちらは私もまだ観ておりません。






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