国指定史跡 難波宮跡 附 法円坂遺跡
540-0006 大阪市中央区法円坂1
午後イチのアポの前、
こちらの国指定史跡である難波宮跡を訪れました。
先ほどの国立病院大阪医療センターに隣接しておりますして、
当時はこの辺り一体が宮廷であったようですが、
実は先の大戦の戦前前まで、
その所在が不明だったんです。
前期難波宮は、乙巳の変の後に、
孝徳天皇が遷都したもので、
大化の改新はここで行われた改革です。
後期は、神亀3年(726)に聖武天皇が平城京の副都として開き、
天平15年(744)に遷都されたとされていて、
桓武天皇の長岡京の遷都まで存在しました。
しかし、その後、この都は埋もれてしまい、
浄土真宗本願寺や、秀吉の大阪城築城、
明治、大正、昭和の軍事施設を経て、
戦後、山根徳太郎氏らの活躍により、
徐々に往年の姿を発掘されて参りました。
復元された大極殿の礎を南から望みます。
その大極殿越しに、昭和に復元された鉄筋の大阪城が見えます。