三咲 稲荷神社【吉橋大師第四十四番】

祭神 倉稲魂命
274-0812 船橋市三咲9-2-23



先週から急遽日付が変更となった、
母方の祖母の一周忌の墓前法要。
朝イチ実家に母を迎えて松戸の八柱霊園に向かう道すがら、
まだ時間に余裕があったもので、
まだお参りしていない吉橋大師札所にお参りしてみました。




三咲稲荷神社  



前回、目と鼻の先を通りながら、
すっかり素通りしてしまった、
三咲稲荷神社さん。
これらの地名は明治の、
下総牧を開墾した順番に付けられていることは、
今まで何度か説明しています。
初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、
八街、九美上、十倉、十余一、十余二、十余三の順です。
つまり三咲は云うでもなく三番目。
こちらは明治二年(1869)創建だそうですから、
五穀豊穣を願い、開墾と同時に、
倉稲魂命を勧請されたのでしょう。



三咲大師講中の大師像



参道の左手、境内にある三咲自治会館の手前に、
このまだ新しい石造弘法大師立像。
台座に「三咲大師講中」とあります。
いきなりの神仏集合バリバリの様相。



第四十四番札所  第四十四番大師像




第四十四番札所は参道の左手。
この三日月目のお大師様は、
他の札所でもいくつかみました。



子育観音




大師堂の左隣には、
同じ仏師がつくったと思われる、
この子育観音が。。。。
あれ、ここホントに神仏分離令後に建てられた神社なの?



拝殿  十五菊

  

そして正面、拝殿。
千木・鰹木もなく、
これまた一見、お寺のお堂。
そしてこの菊紋がまた珍しい。
通常菊の紋が許されるのは、
皇室に関わりのある寺社だけなのですが、
この菊、よく数えてみると、
なんと十六菊なにぬ、十五菊。
奇数の菊紋なんてあんの?
(;゚Д゚)!



本殿?




さて拝殿裏の本殿も、
この珍しい石蔵のような造り。
はたしてこれが本殿なのか?、
それともこの中に小祠があるのだろうか。




富士浅間大神碑  富士塚  




社殿右手には、小さな塚があり、
「富士浅間大神」と刻まれた碑がありました。
これはおそらく富士塚なんでしょうね。