臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念
開催期間 2016年10月18日(火) 〜11月27日(日)
開館時間 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)*1
休館日 月曜日
観覧料金 一般1600円、大学生1200円、高校生900円*2
110-8712 台東区上野公園13-9 東京国立博物館 平成館
公式サイト http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1807
東京国立博物館 その ↓
一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、
十一、十二、十三、十四
最近、ゾウと二人で、
チャリにばかり乗っているもので、
二年ぶりのご無沙汰の、
みろくとの仏ヲタ・博物館巡り。
待合わせは東博開館の10分前に、
JR上野駅公園口前デス。
適当に路線を検索して、
京成大久保駅まで歩き、
各駅に乗ってから検索結果を確認すると、
あらまぁ!?、これって、
船橋駅でモーニングライナーに乗らなアカン。
遅刻をしたらランチを奢るのが、
やちひがーずの待合わせの鉄則。
特急料金410円も致し方ありません。
しかしこの新型スカイライナーの、
モーニングライナーが快適過ぎて悶絶。
この410円は高くないねぇ。。。
さて、無事に三人集合して、
やって来ました開館寸前の東京国立博物館。
実は今、仏教関連の特別展がダブル開催ちう。
まずは平成館、
臨済禅師1150年、
白隠禅師250年遠諱記念の、
「禅 ―心をかたちに―」
から、行きましょい。
特別展冒頭に展示された、
この白隠慧鶴筆「達磨像」は、
渋谷で逢ってから三年半ぶりの再会。
→ 「白隠展 HAKUI 禅画に込めたメッセージ」Bunkamuraザ・ミュージアム
第一章「禅の成立」では、
いきなり国宝・雪舟等楊筆、
「慧可断臂図」が登場。
自ら腕を断ち切ってまで、
達磨に弟子入りしようする迫力のシーン。
第二章「臨済禅の導入と展開」では、
臨済・黄檗十五派の開祖の肖像画や像がずらり。
第三章「戦国武将と近世の高僧」では、
将軍や武将がいかに禅僧と関わりを持ったか、
その関係図と肖像画が主に並びます。
そしてなぜかここにまた白隠が!?
第四章「禅の仏たち」で、
お待ちかねの仏像が登場。
迫力はやはり萬福寺・羅怙羅尊者
要するに「宝誌和尚立像」と同じ趣旨なんだけど、
お腹に出現した如来がなんか、
戸惑ったようなお顔に見えてとても印象深い。
重文・宝冠釈迦如来坐像は、
如来の特徴とも異なり、
王子の位を捨てた釈迦が、
冠を被るのはとても矛盾しているんだけど、
この形式はいくつもあるのが不思議です。
第五章「禅文化の広がり」です。
あれ!?今、他でも仙突さんの展覧会をやっているのに、
僊突義梵筆「花見図」が。。。
「楽しみは花の下より鼻の下」
つまりは花より団子やね。
やっぱりこの人の描く人物はかわいいねぇ。
さてこちらは重文・狩野山楽「龍虎図屏風」。
右には別に龍の屏風があるんですが、
虎二頭に注目してください。
なぜか小さいほうが虎ではなく豹なんです。
これはこの時代の虎の絵に共通した特徴なんですが、
生きた虎を見たことのなかった絵師たち。
輸入された毛皮をみて描いた想像図なんですけど、
どうやら豹の小さな毛皮は、
別の種類の動物ではなくて、
虎のメスであると思っていたとか。
「女豹」なんてフレーズが独り歩きしているのは、
この影響によるものなのかもしれません。
さて写真撮影OKなのは、
この座禅体験コーナーと、
羅怙羅尊者の顔出し看板。
滅多にこの手の看板で、
顔を出したいとは思わないけど、
これはやっぱりやってみたい!!
みろくにシャッターを押してもらいました。
(;^ω^)
あれ?この特別展、
欽ちゃんだったら、
「曹洞宗なしよ〜!?」
って言うんぢゃね??