
- 発売日: 2013/11/26
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いや、ただなんとなく、
なんの期待も予備知識もなく、
この映画をプライムビデオで観ました。
吉田修一さんの原作?
「悪人」とか「怒り」とか、
暗い作品多いよねぇ。
ヤベェわ、これ。。。
天真爛漫で天然系の、
横道世之介18歳が、
大学進学の為に、
長崎から上京して、
様々な経験をす情景と、
それを周囲の人々が、
数年後に思い返す構成なんだけど、
作者の吉田修一さんが、
昭和四十三年(1968)生まれで、
長崎から上京して、
法政大学に進んだ人で、
時代と設定はそのままで、
まさに自分の学生時代と、
まるかぶりの同時期のバブルの頃。
パー券だのダンパーだの、
ポパイだのブルータスだの、
DCブランドだの丸井の10回払いだの、
脳の奥底にしまわれていたフレーズの数々。
登場人物のファッションやクルマも、
なかなかの再現力です。
(センチュリーは当時の形式じゃなかったけど)
法政大学の多摩キャンパスは、
お隣だったので交流もありましたが、
ん?、なんか見覚えある光景が?
・・・と、思ったら拓殖大学も、
撮影協力にクレジットされていました。
自分の中の思い出では、
今とあまり変わりない風景のつもりでしたが、
冷静に当時の風景を再現すると、
こんか光景になるのかなぁ。
確かに人生で一番楽しかった日々だった。
それがもう四半世紀以上も前だなんて、
人生は本当に短いなぁ。
今、大学生活真っ只中の長男、
これからすぐに迎える次男が羨ましい。

- 作者: 吉田修一
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映画は2時間半超の大作ですが、
なにやら尺の関係でカットしたのか、
説明が不足しているシーンが多々あります。
よし原作も買って読んでみよう。