【秩父第三十二番】般若山 法性寺

宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音菩薩
ご詠歌 願わくは 般若の舟に のりを得ん いかなる罪も 浮かぶとぞ聞く
368-0103 秩父郡小鹿野町般若2661
公式サイト http://www.hoshoji.com/



坂を上る




第三十一番・観音院の山を下り、
国道299号に戻りまして、
第三十二番・法性寺のある、
小鹿野町方面を目指します。
徒歩ならば大日峠を越えますが、
チャリはぐるりと東側から、
大きく回りこまねばなりません。
その間約14〜15kmか。
午後二時ちょうどに、
第三十二番・法性寺に辿り着きました。
イムリミットはあと三時間。





秩父唯一の鐘楼仁王門
阿形  吽形




一階が仁王門で
二階が鐘楼という、
鐘楼仁王門は秩父札所では、
ここが唯一とのこと。
そのまま左右に築地塀も、
他ではなかったかもしれない。






石段を上がる  本堂




またまた長い石段ですが、
怖気付いている暇はありません。
まずは本堂がありまして、
こちらには薬師如来と、
お前立ちの観音様が祀られています。
船に乗り編笠をかぶり、
艫を漕ぐ珍しいお姿とか。
本堂でお参りを終えたら、
観音堂方面へと、
更に石段を上がります。




観音堂・奥之院方面へ  



遠く木々の隙間に、
観音堂の屋根が見えました。



奥之院への洞門  奥之院入口




本堂から観音堂に向かう途中に、
この奥之院へと向かう、
巨大な岩の隙間の洞門があります。
ここの奥之院はかなりの難所で、
岩が剥き出しの、
船のような形をした岩盤に、
軸先には聖観音
船尾には大日如来が祀られていて、
二ヶ所にお参りするには、
鎖を頼りによじ登り、
最後は空中にせり出した、
岩盤の上を歩くそうで、
とっても興味深いんですが、
行って帰るだけで、
一時間以上かかるとか。
残念ながら時間がありません。




石段を更に上がる



奥之院入口に、
後ろ髪を引かれながら、
石段を更に上へ進み、
観音堂を目指します。



観音堂入口  観音堂入口




崖の中腹にある観音堂は、
宝形の屋根が反り出し、
高欄付きの回縁がある、
懸崖造の絢爛な建物。


観音堂内  観音堂背後の岩窟の小堂



左側面から観音堂に上がり、
本尊の聖観音にお参り後、
回縁をぐるりと周ると、
背後には岩窟があり、
卵塔や五輪塔、石仏、
小堂が祀られています。




岩壁  懸崖造りの土台





ゴツゴツといた岩肌。
岩盤の上にシッカリと組まれた、
懸崖造の土台です。




第32番朱印